基本情報
内容詳細
目次 : 総論 重厚なペプロス―加藤哲学の「三一構造」/ 1 哲学のメトドス(プラトンをめぐる接近法―「プラトン解釈の問題点」を軸として/ 「ギリシア哲学」とは何か―『ギリシア哲学史』を出発点として/ 加藤、プラトン―『初期プラトン哲学』、「白鳥の歌序説」などをめぐって)/ 2 プラトン解釈(決定的な時―『ソクラテスの弁明』論をめぐって/ 初期プラトンにおける「善悪の知」―『カルミデス』・『ラケス』論をめぐって/ ダイモニオン的な仕事―「三一的解釈」とプラトン中期から後期/ 後期プラトンにおける神、知性、魂―加藤信朗「プラトンの神学」によせて)/ 3 美と徳(プラトン・イデア論のダイナミズム―「かた・かたち・すがた」に学ぶ/ 美の発見と日常性の美学―「道徳性」の形成における美の役割/ 美しさのために―「何かのために」と「誰かのために」を繋ぐもの)/ 4 哲学と信仰(観想と受肉―「肉体」「形の現象」を中心に/ 自己・肉体・わたしのあること―アウグスティヌス論をめぐって/ アンセルムスCur Deus Homoの「真っ直ぐ」における正義―「人間の完成」への指向)/ 5 人類の共生に向けて(初期近代における相互的仁愛論の可能性―平和なる共生のための政治哲学に向けて/ 他民族・諸文化の多元性を越えて―新渡戸稲造『武士道』論をめぐって)
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人物・団体紹介
土橋茂樹
1953年(昭和28年)、東京都生まれ。上智大学大学院哲学研究科博士後期課程単位取得退学。上智大学哲学科助手、豪州カトリック大学・初期キリスト教研究所客員研究員、中央大学文学部教授などを経て、中央大学名誉教授。専門は古代中世哲学、教父学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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