身代わり忠臣蔵 幻冬舎時代小説文庫

土橋章宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344430464
ISBN 10 : 4344430468
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
追加情報
:
286p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    こんな忠臣蔵もありかも。登場人物がクセありすぎ。ご存じ吉良上野介は切られて当然の(死んで当然の人間なんてこの世にいないなんて綺麗ごとはこの際なしね)嫌味ジジイ。切った浅野内匠頭がこれまたぶっとんでる。女癖の悪さ、吝嗇家に藩主としてどうなの?そこにきてこの騒動。片や、斬られた上野介は急死。そこで替え玉となるのが彼の弟。僧なのに修行もせずに金も無く放浪の身でウロウロの人生。降って湧いた替え玉作戦。面白くなるのが、いやずっと面白いけど大石内蔵助の仇討作戦。良く出来てます。刃傷ならず人情ものの忠臣蔵にジワリ。

  • 小説を最初に書いた人にありがとう さん

    この作家さん、以前読んだ「超高速参勤交代」が最高に楽しめた為、今作も購入。有名な忠臣蔵の新説?なのか創作アナザーストーリー、よく出来てて楽しめた。浅野内匠頭が吉良上野介を殿中で切りつけた御法度により切腹。赤穂藩も取り潰しになりそうなことで吉良への復讐を計画。ここから新説展開、実は吉良は切られた事で死亡。亡き吉良の弟の高証を吉良の身代わりにして体裁を整える。赤穂の大石内蔵助も討ち入りはしたくない。高証と大石の討ち入り大芝居は切なくも感動の結末。映画化もされるみたいなので見に行こう。

  • みこ さん

    松の廊下の刃傷で吉良は死んでいて、その影武者を出家した弟が務める。一方、大石は討ち入りに後ろ向きであった。何やら色物小説の様相を呈しているが、マイナス同士を掛けるとプラスに転ずるように、実に面白かった。忠臣蔵という従来なら死に収束する話がいかに生き抜くか、周りをいかに死なせないかと生を開放する話に転じてしまったのは見事である。討ち入りが迫る中、吉良の弟が自らが育てた朝顔が来年の夏に見事な花を咲かせるであろうと思いを寄せるシーンは涙ぐんでしまった。こんな色物忠臣蔵なのに。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    戦国鍋TVのミュージック・トゥナイトに登場したAKR四十七の♬討ちたいんだ!♬や、♬ゲンロクアコージケン♬(こんな書き方せずに普通に忠臣蔵って言えよ!)の新解釈。吉良上野介はまぁ悪役だけど、浅野内匠頭もかなり嫌な奴で、大石内蔵助がとんでもない性癖の持ち主だったというあたりはもうびっくり!全体としては土橋さんのいつもの切れ味は感じられなかったものの、死んだ吉良上野介の身代わりとなった元破壊僧の弟のココロの成長、そしてニセ吉良と大石の京都と吉原での交流は心に残るし、なんか憧れる(コレ問題発言?)。

  • ベローチェのひととき さん

    本屋さんを物色していて、映画化決定と紹介されていたこともあり入手した本。「超高速!参勤交代」を書いた土橋さんの作品だったので、今回も期待して読んだ。吉良が急死してしまい金の無心に来ていた弟が替え玉となる。また、大石も本音では勝手に死んだ主君のために討ち入りなんてしたくないと思っているが世間が許さない。そんな大石と吉良の替え玉が奏でるストーリー。笑って泣けます。

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人物・団体紹介

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土橋章宏

1969年、大阪府生まれ。関西大学工学部卒業。2009年「スマイリング」で函館港イルミナシオン映画祭第13回シナリオ大賞グランプリ、「海煙」で第13回伊豆文学賞最優秀賞、12年「緋色のアーティクル」で第3回TBS連ドラ・シナリオ大賞入選、「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞受賞。13年に小説『超高速

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