盲目の鴉 千草検事シリーズ 土屋隆夫コレクション 光文社文庫

土屋隆夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334734572
ISBN 10 : 433473457X
フォーマット
出版社
発行年月
2003年03月
日本
追加情報
:
16cm,477p

内容詳細

評論家・真木英介が小諸駅頭から姿を消した。数日後、千曲川河畔で真木の小指の入った背広と“鴉”の文字が見える紙片が発見された。一方、世田谷の喫茶店では、劇作家志望の水戸大助が「白い鴉」と言い遺して死んだ。何者かに毒殺されたのだ。二つの事件の間を飛び交う「鴉」に繋がりはあるのか?千草検事の推理が真相を抉る傑作文芸ミステリー。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • セウテス さん

    【千種検事シリーズ】第4弾。実在の文学者の自殺、それを調べる評論家が長野県小諸駅から失踪する。数日後、千曲川で評論家の指と、鴉の文字の入った文面が発見される。一方東京都世田谷区の喫茶店で、劇作家志望の男が「白い鴉」と言い残して毒殺される。2つの事件の鴉は繋がるのか、実在の人物との関係性は何か、と結構自分の中では盛り上がる。残念ながら謎解きはアリバイ崩しに落ち着いてしまう。実在の文学者の意味も、驚く様な真実や推理する上での必要不可欠な伏線となるわけでもない。犯罪の起点となったかも、というだけでは物足りない。

  • papako さん

    50円で売っていたので、読んでみた。これがおもしろかった!少し古いので、表現や言葉使い、内容など今ではちょっとというところもあるけれど。。。

  • 浅木原 さん

    田中英光の自殺から始まって、田中英光について調べる評論家が失踪し、大手拓次の詩がふたつの殺人事件を繋ぐあたりまでは非常にワクワクするんだけど……途中からは田中英光も大手拓次も忘れ去られ、犯人のアリバイ崩しになる結局いつもの土屋隆夫かよ! 実在人物と作品を持ち出す必要はあったのか。この程度の扱いなら架空の作家でええやん……。思い切り肩すかしを食らった上に、事件の構図が完全には解明されないのは余韻を残そうと意図したんだろうけど、そんな都合良く死んで謎を残されましても反応に困りましてよ。なんだかなあ。

  • ベック さん

    これ、泣いた。

  • wm_09 さん

    原型の短編「泥の文学碑」を読んでいたが、事件が一つ、文学者も一人、増えていて飽きることなく読了した。土屋隆夫の文学趣味は毎回それなりに本筋と関係性を持ってくるものの、それほどの効果がないのが残念。大手拓次なんて経歴的にかなり深くいけそうな詩人なのに。 千草検事の性格などが書き込まれていて、シリーズ他作品よりまだキャラクターがある。奥さんにどうしても好きだと言えない彼に笑った。(ローウェル嬢)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

土屋隆夫

1917年、長野県生まれ。49年、短篇「『罪ふかき死』の構図」でデビュー。58年、長篇第一作『天狗の面』を発表。以降、寡作ながら論理性の高いミステリ作品を執筆し続ける。63年、千草検事シリーズ第一作『影の告発』で第十六回日本推理作家協会賞受賞。2002年、第五回日本ミステリー文学大賞受賞。11年死去

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品