もっと知りたい鳥獣戯画 アート・ビギナーズ・コレクション

土屋貴裕

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784808711764
ISBN 10 : 4808711761
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
80p;26

内容詳細

追いかけっこをする兎と猿、相撲をとる蛙……日本人なら誰もが一度は目にしたことがあり、老若男女から愛されてきた、国宝「鳥獣戯画」。ところがその人気と知名度にもかかわらず、いつ・どこで・誰によって・何のために描かれたかよくわからない、謎につつまれた作品でもあります。本書は、四つの巻の全場面を紹介しながら、その成り立ちや見どころ、そして後世の日本美術に与えた大きな影響についても紹介します。

《著者情報》
土屋貴裕(ツチヤタカヒロ)
1979年千葉県生まれ。千葉大学大学院単位取得満期退学。東京文化財研究所を経て、東京国立博物館主任研究員。「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」(2015年)、「春日大社 千年の至宝」(2017年)等の特別展を担当。編著・論文に「高山寺伝来文化財の研究」(『東京国立博物館紀要』51号、2016年)、『歌仙絵』展図録(東京国立博物館、2016年)、『室町時代のやまと絵』展図録(同、2017年)、高山寺監修・土屋貴裕編『高山寺の美術』(吉川弘文館、2020年)など。

三戸信惠(ミトノブエ)
東京大学大学院博士課程満期退学。サントリー美術館に勤務し、「鳥獣戯画がやってきた」展などを企画・担当。現在、山種美術館特任研究員。著書に『かわいい琳派』(東京美術、2014年)、『色から読み解く日本画』(エクスナレッジ、2018年)、共著・監修書に『古寺巡礼 京都32 高山寺』(淡交社、2009年、共著)、『筆ペンでなぞり描き 国宝・鳥獣戯画と国芳の猫、北斎漫画』(日本文芸社、2017年、共同監修)など。

板倉聖哲(イタクラマサアキ)
東京大学大学院人文科学研究科美術史学専攻、博士後期課程中退。大和文華館学芸部部員、東京大学東洋文化研究所助教授・准教授等を経て、東洋文化研究所教授。研究領域は中国を中心とした東アジア絵画史。『日本美術全集第6巻 東アジアの中の日本美術』(小学館、2015年、共著)など論著、論文多数。

【著者紹介】
土屋貴裕 : 1979年千葉県生まれ。千葉大学大学院単位取得満期退学。東京文化財研究所を経て、東京国立博物館主任研究員。「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」(2015年)、「春日大社 千年の至宝」(2017年)等の特別展を担当

三戸信惠 : 1967年広島県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。サントリー美術館に勤務し、「鳥獣戯画がやってきた」展などを企画・担当。現在、山種美術館特任研究員

板倉聖哲 : 1965年千葉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科美術史学専攻、博士後期課程中退。大和文華館学芸部部員、東京大学東洋文化研究所助教授・准教授等を経て、東洋文化研究所教授。研究領域は中国を中心とした東アジア絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • シフォン さん

    鳥獣戯画について、もっと知りたいと思い手にしてみた。芸術新潮の特集とカブる内容が多く、目新しさは感じなかったが、甲乙丙丁4巻のクローズアップ図は、見やすい大きさで、動物たちの細部や表情までみることができ、本当に動いているような印象を受ける。兎や蛙が二足直立はあり得ないのたが、違和感なく受け入れてしまうのは絵師の技量が高いせいかな?また、乙巻の獅子もいい。動物の造形で紹介されてる円山応挙の「群獣図屏風」見てみたい。また、動物といえば、河鍋暁斎や歌川国芳もいいですね。

  • どぶねずみ さん

    奈良時代に書かれた国宝で、4部から成る絵巻。甲巻で登場するウサギやサル、カエルの絵がとても可愛くて好きだけど、このような可愛いイラストがあるのは甲巻だけ。それでも、乙丙丁のイラストも興味が沸いてくる。誰が書いたものなのか、わかっていないことばかりで、謎めいている。本書46頁までがこの鳥獣戯画の解説、それ以降は江戸時代などに書かれた鳥獣戯画の紹介。私が好きな歌川国芳、月岡芳年、河鍋暁斉などが紹介されているのが嬉しい。『鳥獣戯画展』見に行けるといいなぁ。

  • 鯖 さん

    7月にトーハクで開催されるはずだった展覧会コラボ。コロナめ…。鳥獣戯画よりその周辺の絵巻物の情報が面白かったなあ。平安時代にポーズ集みたいに、いろいろな動物の「型」をまとめたものがストックされてる「十五鬼神図像」とか「放屁合戦絵巻」でおならのファーっとした空気の流れを現した線とか、薙刀ぐるぐるぶんまわしてるときの漫画的表現な「石山寺演技絵巻」とか。

  • ツキノ さん

    今年7月に東京国立博物館で開催されるはずだった特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」に連動した内容。開催されたらぜひ見に行きたい。

  • 遠い日 さん

    「鳥獣戯画」が甲、乙、丙、丁と4巻あるのを、まず知らなかった。巻ごとの特徴は、筆のタッチ、墨の色など印刷でもわかる。解説には紙質の違いや描き手の違いなども挙げられ、成り立ちを推測できるようだ。見えないはずの空気の描写表現の定着や、音の描写の工夫など、おもしろい言及も収穫。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

土屋貴裕

1979年生。千葉大学大学院単位取得満期退学。東京文化財研究所を経て、東京国立博物館絵画・彫刻室長。「春日大社千年の至宝」(2017年)、「天皇と宮中儀礼」(2019年)、「国宝鳥獣戯画のすべて」(2021年)、「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」(2023年)等の展覧会を担当(本データはこの書籍が

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品