国立歴史民俗博物館

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性差の日本史 新書版 インターナショナル新書

国立歴史民俗博物館

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797680836
ISBN 10 : 4797680830
フォーマット
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

話題の展覧会がコンパクトな1冊に!――ジェンダーの歴史1800年の旅

2020年秋、国立歴史民俗博物館で開催され、注目を集めた「性差(ジェンダー)の日本史」展の内容をダイジェスト。展示の見所を解説した、読みやすい新書にしました。

古代から現代までのジェンダーを示す貴重な資料130点の図版を掲載。
執筆は第一線で活躍する歴史研究者たちによるものです。

◇◇◇◇◇

無意識のうちに私たちを強く捉えているジェンダー。その歴史は驚きと発見に満ちています。
日本の歴史のなかで「男」と「女」という区分はいつ、どのようにして生まれたのか?
日本の社会のなかでジェンダーがどのような意味を持ち、どう変化してきたのか?
ジェンダーをめぐる悩み・葛藤――歴史のなかに自分をおいてみると、その先がみえてくる!

日本のジェンダー史を知るための必読書!
こんな方におすすめです。
◇最近よく耳にする「ジェンダー」とは何なのかを歴史的に知りたい
◇確かな資料をもとにジェンダーについて考えてみたい
◇なぜ、日本のジェンダー平等が進まないのかを考えてみたい

【本書の目次】
プロローグ 倭王卑弥呼 
第1章 古代社会の男女
第2章 中世の政治と男女
第3章 中世の家と宗教 
第4章 仕事とくらしのジェンダー ―中世から近世へ―
第5章 分離から排除へ 近世・近代の政治空間とジェンダーの変容
第6章 性の売買と社会
第7章 仕事とくらしのジェンダー ―近代から現代へ― 
エピローグ ジェンダーを超えて―村木厚子さんに聞く

監修:国立歴史民俗博物館
千葉県佐倉市の佐倉城址にある、日本の歴史と文化について総合的に展示する博物館。通称、歴博(れきはく)。「大学共同利用機関」として、歴史学・考古学・民俗学と関連諸科学の連携による共同研究を行い、その成果を展示や出版物などで広く公開している。
2020年秋に開催された企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」は、2016年から3年間かけて行われた共同研究の成果を発表したもの。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    集英社インターナショナル新書は、集英社新書より良い本を出すので素晴らしい。『性差の日本史』展は、見に行く事は無理だったので、図録だけでも見たいと思っていた。しかし高いので迷ってそのままになっていたが、まさかこんなコンパクトで良い本で出るとは!嬉しい。図版が多いのですぐ読めてしまうが、これは図版の多さだけではなく、内容の面白さもあると思う。すぐ読める本ほど面白い本だったりするものだ。日本史は好きなので、割に知っているかと思っていたら大間違いだった。「売春が最古の職業」というのは誤りである話は少し感動。

  • venturingbeyond さん

    歴博の企画展示、『性差(ジェンダー)の日本史』の内容をコンパクトにまとめた一冊。SNSなどで、話題の企画展示が行われ、主催者側からも積極的な広報や展示内容に関する情報提供が行われ、行ってみたいと思いながらも、コロナ下で歴博に足を運ぶことはできず、巻頭で紹介の通りのまさに鈍器の図録を通販で購入し、パラパラと眺めていたところ、新書が出るというので即購入し、一気に読了。個々のテーマの掘り下げは、分量的なこともあり物足りなさはあるものの、通史と主要テーマを一望できる入口の一冊としては、なかなかの好著でした。

  • さとうしん さん

    特別展のダイジェスト(確かに図録は分厚すぎる)。多様な資料を用いて古代から近代まで日本のジェンダーの歴史がよくまとめられている。少なくとも日本では「遊女は最古の職業」ではないことが驚き。強いて言えば慰安婦への言及があればよかったが、その示唆は得られる。

  • みなみ さん

    昨年、佐倉の歴博で展示された「性差の日本史」をコンパクトにまとめた一冊。展示を見に行っていたのでサクサク読めた。図録が高額でサイズも大きくて購入できなかった^^;ので、新書版になってくれてありがたい。展示を見たときは、日本の歴史の中で女性の持っている権能がしだいに奪われていき、ついには明治維新でゼロになってしまったように感じた。今回のジェンダー展の反響はとても大きかったようで(だから新書版も出たのだろう)少しずつでも日本の社会でジェンダーが認識されてほしい。

  • アメヲトコ さん

    21年10月刊。20年に話題を呼んだ歴博での同名の企画展の内容をコンパクトにまとめた一冊。古代から現代まで、男女の区分は歴史的にどのように形成されてきたか、歴史叙述では不可視とされがちだった女性は社会の中でどのような役割を果たしてきたかを、多様な史料の読み直しにもとづき丁寧に解説されます。巻末の参考文献欄も単なるリストではなく解説付きなのも親切。内容的にはやや女性史に特化した感があり、男娼の存在や同性愛などについても項目が欲しかった気も。

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