クラスで浮いてる宇良々川さん ガガガ文庫

四季大雅

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094532081
ISBN 10 : 4094532080
フォーマット
出版社
発行年月
2024年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

物理法則に反する少女の無重力な青春

「宇良々川さん、最近ちょっと浮いてね?」
学校の休み時間、すやすやと眠る宇良々川さんは浮いていた――物理的に。

物理学的にあり得ない宇良々川さんの秘密を知った物理学信奉者の菊池一成(通称ハカセ)は考えた。無重力状態にある彼女の体重はゼロの可能性がある‥‥宇良々川さんがパイロットになれば、鳥人間コンテストで大会新記録を出すことも夢ではない! 交通事故で負傷した自分の代わりに人力飛行機のパイロットにするべく宇良々川さんを飛行機部に勧誘するハカセと個性的すぎる部員たち。だが、彼女には誰にも話せないある事情があって‥‥。

物理法則に反する少女と、物理学を信奉する少年。何もかも正反対な二人が織りなす、悲喜こもごもな青春グラヴィティ小説。

「このラノ2023」新作総合部門 第1位『わたしはあなたの涙になりたい』、
「このラノ2024」新作総合部門 第2位『バスタブで暮らす』の四季大雅が放つ待望の新作!


【著者紹介】
四季大雅 : 福島県郡山市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星野流人 さん

    表紙の通り、物理的に浮いてる宇良々川さんの物語。浮いてる身体をきっかけにして、鳥人間コンテストのパイロット役に抜擢されるという展開なのですが……、とてもおもしろかったです。鳥人間コンテストに挑む飛行機部の姿が熱く、感動しました。宇良々川さんはクールなヒロインかと思いきや、案外悲鳴をあげたり、軽いノリだったりと、可愛い女の子で良かったです。物理的に浮いてる宇良々川さんに関して科学的に検証するシーンは、文系人間にとってはなかなかに新鮮でした。四季大雅さんらしい幻想的な描写の美しさには、毎度惹き込まれます。

  • よっち さん

    物理学的にあり得ない宇良々川さんと、彼女の秘密を知った物理学信奉者のハカセ。交通事故で負傷した自分の代わりに人力飛行機のパイロットに勧誘する青春グラヴィティ。無重力状態で物理的に浮いている宇良々川さんがパイロットになれば、鳥人間コンテストで大会新記録を出すことも夢ではないと、彼女を何とか飛行機部に勧誘しようとするハカセと個性的過ぎる部員たち。彼女の誰にも話せない事情に向き合い、協力するようになってからも思わぬトラブルに直面して、それでも様々な困難を乗り越えてコンテストに挑む熱い展開はなかなか良かったです。

  • しぇん さん

    うーん?色々書きたいものがあったのかなぁ?と。何か凄い色々書かれていてジャンル判定不能な物語に。SF青春だったのかな?

  • ホシナーたかはし さん

    嗚呼、面白かった!「カド〇ワ夏の一冊」「新潮文庫百冊」等に入っても惜しくない、夏のアニメ映画になりそうな内容でした。

  • 和尚 さん

    重さのない女の子は、肌にくるまれた春に似ていた。 面白かったです、タイトルからこういう話と思わなかったのですけれど、確かにこのタイトルの物語でした。 現実と虚構、空想と物理、青春とSFの物語。 不思議な物語のようで、でも最後の風はその場にいて見ているような臨場感と爽快感でもあり、とても良い読み心地の一冊でした。

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四季大雅

福島県郡山市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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