基本情報
内容詳細
国際的に離婚後の共同親権が認められるなか、なぜ日本では“骨抜き”の共同親権しか実現し得ないのか。全国四〇人超の当事者との対話を通して浮かび上がったのは、行き過ぎたフェミニズムがもたらした社会の歪みだった。子どもの幸せを第一に考えた、日本の家族の未来を展望する。
目次 : 第一章 単独親権のもとでの悲劇(夫婦の別れは子との別れ 続いてきた「縁切り文化」/ 問題を「自分事化」して解決を探るパーソナライゼーション ほか)/ 第二章 改正民法「選択的共同親権」の限界(明治民法以来の一二六年ぶりの改正/ 民法改正の機運が高まった背景 ほか)/ 第三章 フェミニズムと共同親権反対運動(日本の家制度への疑問/ 学生時代に感じたフェミニズムへの違和感 ほか)/ 第四章 離婚に直面した子どもの心に寄り添う道(子どもの幸福度は先進国最下位クラス/ 父と母との間で揺れる子どもの心 ほか)/ 第五章 日本の家族の未来(少子化という「静かな有事」/ サル学に学ぶ 人間の「共同保育」の原点 ほか)
【著者紹介】
嘉田由紀子 : 1950年、埼玉県本庄市の養蚕農家生まれ。熊谷女子高校卒、京都大学農学部卒、京都大学大学院博士後期課程修了、米ウィスコンシン大学大学院修士課程修了、京都大学農学博士。滋賀県立琵琶湖博物館総括学芸員、京都精華大学教授を経て2006年、滋賀県知事に初当選。2014年に勇退し、びわこ成蹊スポーツ大学学長に就任。元環境社会学会会長。2019年に参議院議員当選。世界各国でのフィールドワーク研究に基づく比較社会学的観点から政策を提案。本書では全国40名以上の離婚当事者の声を聞いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読書メーターレビュー
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よっち さん
読了日:2025/06/06
いっしー さん
読了日:2025/05/25
文明 さん
読了日:2025/06/13
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