怪談禁事録 ハカが見える 竹書房怪談文庫

営業のk

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801938144
ISBN 10 : 4801938140
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
営業のK ,  
追加情報
:
240p;15

内容詳細

本来触れるべきではない領域にある話、本能が忌避するような怪異ばかりを集めた怪談集。介護施設で行われた複数の絵を記憶するゲーム。ある人が存在しない墓の絵があったと言い出して…「ハカが見える」、1枚の人身事故画像にとり憑かれた男。事故について調べるうち恐ろしい事態が…「7センチの隙間」、家に母親が二人いるという女性。一人は生みの親、もう一人は生きていない存在だというが…「母親」、水死体のあがった日は海で殺生をするな。船頭の忠告を無視した釣り人の末路…「戻り恵比寿」、ある二階建て家屋の調査に赴いた不動産会社の社員。家の中に入るも階段が見当たらず、同行の女性に異変が…「土地家屋調査」他、禁忌の扉がいま開く!

目次 : スナックにて/ 母親/ 戻り恵比寿/ 降り続く/ 異界への入り口/ パラレル/ 一人だけ/ 天使の素顔/ 生まれ変わりだから/ 上を向いて/ 死亡フラグ/ ルール/ 怖い場所/ よもぎ/ 呪った話/ 止まった時計/ 今から戻るから/ 本物/ 成りすまし/ 七センチの隙間/ 一日一善/ ハ力が見える/ 本当の目的/ 土地家屋訥査/ 止まった時間

【著者紹介】
営業のK : 石川県金沢市出身。高校までを金沢市で過ごし、大学4年間は関西にて過ごす。職業は会社員(営業職)。2017年『闇塗怪談』(竹書房)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 高宮朱雀 さん

    年明け1冊目。 全25話収録されているが、24話までは単独で読んでも、続けて読んでも凝縮された怖さを感じ、また、相変わらず理不尽な思いをさせられている人が多いのだなぁと納得出来ない思いと同時に、そうしたモノに情を向けてはいけない(、優しさを見せると助けてくれると付いて来るらしい。)というある種の常識とが頭を過ぎった。 最後に収録された「止まった時間」は締めに相応しい優しい話で救われた心地がする。死してまで、親不孝する子、親孝行な子がいる事に驚かされる。

  • eyemu さん

    怪談本としては本当に珍しいんだけど、最後がちょっとウルッとした。 怖いウルッとじゃなくて、感動のウルッね。 全部の話がそうだと何となく冷めてしまうけど。 最後の一話だけとか、何冊かに一話とかだと強烈に印象に残るかも知れない。

  • しま さん

    あまりにも理不尽な話が続いて鬱々とした気分になっていましたが、一番最後の話に少し救われました。それにしても、自業自得な話は平気なのですが(肝試しに行ったりやっちゃダメって言われたことをやったりする系)理不尽だったり意味不明な話はほんとしんどいし怖いです

  • ナオ さん

    怖いとゆーより、厭な話が多かった。人に親切にしたり、ごみを拾ったり、そんな事で怪異に遇うなんて理不尽と思うけど、日常でもよかれと思ってした事が逆効果になる事あるから仕方ないのかも。後半の「土地家屋調査」の得体の知れない感じがもっとも厭。「7センチの隙間」痛すぎて厭。後書き読むと著者が心配になる。そこまで身を削らなくてもと思う。作品としては厭だなーと思いつつ一気読みしてしまうパワーのある作品集でした。

  • たくぴー さん

    5ちゃんねるのオカルト板のまとめみたいな本。面白くないことはないが、好みではなかった😖

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