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ほんとうに誰もセックスしなかった夜

Miako Tadano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093863148
ISBN 10 : 4093863148
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2011
Japan

Content Description

わたしは、この世でたったひとりしか愛さない。あのひとは、わたしだけの神さまだった…。女優にして映画監督、ジャンルを超えて活躍する俊英が、繊細で壊れそうな至純の愛を描いた書き下ろし長篇小説。

【著者紹介】
唯野未歩子 : 1973年東京生まれ。多摩美術大学在学中の97年、斎藤久志監督の映画「フレンチドレッシング」で女優デビュー(毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞)。その後、数多くの映画に出演。2006年、「三年身籠る」で監督・脚本家デビュー(高崎映画祭で若手監督グランプリを受賞)。同時に同名の小説を書き下ろし、小説家デビューも果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かんちゃん

    初唯野未歩子さん。失礼ながら女優さんであることや、本書以外の作品があることなどの知識は皆無でした。 女性美術教師の不倫と宗教と愛と生を描いた作品ですと言い切ってしまうと、本書のニュアンスが全然伝わらないですね(~_~;) 女性ならではの、現実と空想の端境や少し霞みがかった空気感が著者の持ち味かどうかは、この一冊しか読んでいない私にはわかりません。 他の作品も読んでから判断したいと思います。

  • skellig@topsy-turvy

    表紙に惹かれて。恋愛小説はどちらかと言えば苦手なんだけど、文章が綺麗で淡いせいか読みやすかった。不倫の恋にありがちなナルシズムとかえげつなさはほぼない。穏やかな水彩画めいた全体的雰囲気と両立は難しいかもしれないが、主人公の母に対する複雑な感情をもう少し掘り下げても面白かったかも。中々好みだった。

  • 神尾@図書館でバイト中

    タイトルに惹かれて。主人公にとって「神様」ってなんだったのだろう。恋人を神聖視しているのかと思いきや、神様のせいで恋人を捨てたとか、ちょっとよくわからない部分もあった。文章は綺麗。叩くと高い音で短く響くようなイメージ。色彩が文字から溢れてくる。特に117ページから始まる交接のシーンはあられもなくすべてを描く猥褻さを持ちながらも、うすぼんやりした部屋の色彩や肌の熱さを気持ちよく伝えてくる。いやらしさより美しさが数段上であったように思った。

  • Monsieur M.

    うーん。 これはちょっと、わたしにはしっくりこなかったなあ。 残念ながら……。

  • Hachi

    どこに向かうのかが見えないため、つまらないと思う人も多そう。ただ淡々と静かに語られる文章が、まるで映画のような美しさを伴う。現実的、というよりは幻想的なほわほわとした印象。個人的には好きな本。

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