技巧派フュージョン・バンド、Prismの超絶、孤高のギタリストという印象が強いアキラさんかもしれないが、このアルバムで聴かれる音は別物と言っていいくらい、いわばパーソナルで優しい。 話してみるとすぐにわかるのだが、アキラさんはその眉間にしわ寄せてという感じの超絶技巧のギタープレイとはまったく無縁の気さくで楽しい性格の人で、人間的にはすごく親しみやすい。（アキラさんが常に気にしているイギリスのアラン・ホールズワース仙人とはだいぶワケが違うと思う） このアルバムは選曲を見ても、そんなアキラさんの親しみやすさがにじみ出ているのではないでしょうか？ そしてプレイも難しいことは意識的に抑え、曲の良さを和田さんがちょっと息を抜いた感じでプレイすることで引き出しているように思えます。 パーソナルな和田さんを聴いてみたい人はいますぐこの１枚を！

バラードシリーズは、個人的には、他に類を見ない、「鈴が転がるような」和田アキラ氏独特の美しいクリーントーンや粘りのある艶っぽい歪みを、バンドの時とは違う意味で堪能できるアルバムだと思います。全曲、アキラ氏が側で弾いているような錯覚さえ覚える、氏の幅広い音楽性を伺える、そんなアルバムではないかと思います。01 Love Meは、これまでにないアレンジで、”アリ”だと思いますし、ディストーションサウンドのディレイ音の定位も聴き取れる04など、ギターキッズは必聴、購入して損のない素晴らしい一枚です。

全１５曲でベスト盤とあって今回たくさん収録されています。このバラードシリーズはPRISM Exhivision W.I.N.Sでは決して聞けない違った一面の和田アキラさんを感じる事ができます。バラード�T　�U　�Vからの選曲ですが新たに新録音された曲が３曲加えられています。中でも僕のお気に入りは前作にも収録されているmidnight walkとmy one only loveです。特にmy one only loveはイントロのピアノと序盤のアキラさんのギターメロディがたまらなく甘く切なくなんともいえない雰囲気に包まれ聞き入ってしまいます。 ただ一つ心配なのはベスト盤出してしまったんでこれでバラードシリーズ終結？これからもこのシリーズ続けて欲しいですね。

バラード集のアルバムは、一本調子に成りがちですが、和田アキラ氏の様々なアプローチ、ギターサウンドも鈴なりクリーンサウンドから腰のある力強いドライブサウンドまで多彩な変化も楽しめます。 インストのイメージが強い和田アキラ氏ですが、It’s Easy To Rememberでは沢知恵さんとの歌心あふれるプレイも聞き応えがあり、楽しめる一枚です。

５曲のＬｉｖｅ映像＆ギタータブ譜、歴代使用ギターの解説は和田さんファンでギターを弾く方なら最高の内容です。又、ギターを弾かない方でも、和田さんの語るエピソードは大変興味深いお話ですので、とても楽しめます。とにかく和田さんファンには宝物のＤＶＤですね！

「Ｂａｌｌａｄｓ　３」ですが、前１，２作同様に良いアルバムです。相変わらずの驚きのアレンジで演奏される曲には圧倒されてしまいます（特に「Ａｍａｚｉｎｇ　Ｇｒａｃｅ」は凄すぎです。聴いた方は皆びっくりされたのではないでしょうか？）。「Ｓｕｐｅｒｓｔａｒ」、「Ｙｏｕ　Ａｒｅ　Ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ」の２曲は、和田さんのアルバム「プライア」で聴いてお気に入りでしたが、今回のアレンジも更に良いと思いました。今後も、和田さんの素晴らしい演奏を聴きたいと思いますので、是非、「Ｂａｌｌａｄｓ」シリーズを継続して下さい！

なんてったって、弾いてる手元がまるごと「何度も」繰り返して見れる。 まさしく、我々アキラファンのために発売されたDVDであることは疑うよしもない。TAB譜までついてくる！！！。ギターフリークは、このDVDを買わずして何を買わんや！！！。 それから、アキラさんのギターを製作している「西條氏」のやさしく、あたたかいお人柄にも触れる事ができる。すばらしいプレーヤーには、すばらしい技術者あり！！！。是非、何度も繰り返し繰り返し見ていただきたいDVDである。

２曲目の「ＴＨＩＳ　ＭＡＳＱＵＥＲＡＤＥ」、驚きのアレンジで本当にカッコいいですね！和田さんの演奏が全開してます！！このアルバムの中では１番好きです（もちろん、他の曲の演奏も素晴らしいです）。

J・コルトレーンのカバーを超えて、完全なるアキラワールドの「Ballads」に仕上がっている。それから、なんといっても沢知恵さんのヴォーカルがたまらない。ハマっている。すばらしい！！！。

語りかけるような、和田さんの演奏は素晴らしいです。心が落ち着く１枚ですので、おすすめです。