夫婦間における愛の適温

向坂くじら

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784910053424
ISBN 10 : 4910053425
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
204p;19

内容詳細

暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか。

目次 : オッケー、愛情だけ受け取るね/ わたしはね、もう、これでいくのよ/ おおむね、ね(笑)/ 俺は論理的に話したいだけなんだけど、彼女はすぐ感情的になって/ 飢えなのです/ 合理的に考えて、死んだほうがマシである/ わたしは、その顔あんまり好きじゃないな/ 歌を歌っていましたか/ 昼下がりが/部屋を/包んだ/ 目のあわない距離/ 「そっちでいくのかよ」/ ものをなくしつづけて生きている/ 彼岸/ 笑う姿を見てて、うれしい/ ああ、また、わたしが間違っていたのだな/ 熱が出ると/ いちばんふつうの家のカレーが好きなんだよね/ うちではお手伝いひとつしなかったのにね/ あいをたいせつにね!/ ごめんね、ハイジニーナちゃん/ 関西弁で、しゃべってみたいわあ/ あんまり、遅くならずに帰ってこようね/ なんでこんなところにいるんだっけ/ 春

【著者紹介】
向坂くじら : 詩人、国語教室ことば舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti‐Trench」で朗読を担当。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。1994年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hiace9000 さん

    自分の半歩外側から、自分とは明らかに異なる「夫」と自分を俎上に載せ、夫婦はもとより家族・知人との「愛の適温」とはなんぞや?を卓越の観察眼でもって省察し、哲学的考察を交えた美しく的確な文章力で綴る、諧謔心満載の絶妙エッセイ。137文字を一気に繋げてしまいましたが、この作品ほんとお薦めです。一気ではなくチビチビ読みがいい。私は読了までに間5冊挟みました。夫婦ものエッセイ?と侮るなかれ。甘口、辛口何れでもない、まさに旨口です。人と人の間の見えざる空気を鮮やかに文字で表出し可視化する手腕は、さすが詩人!見事です。

  • 亜希 さん

    詩人である向坂さんのエッセイ。主題は”夫婦”と思うけれど、ご夫婦の話以上に向坂さんと国語教室の生徒さんとのやりとりが好き。オモシロ珍解答の”ショート”には笑ってしまった。私だったら100点をあげたいし、点数はあげられないけれど花丸!と言ってくれる先生がいたらいいな。「結婚して二年になるが、遊びで愛をやっているわけではない」に首肯し、でもやっぱり私は「そっちでいくのかよ」「卵なら、いけます!持ってきてください!」などの言葉にそそられがちなので、題名に対するアンサーは、おそらくまだまだわからないままでしょう。

  • あおでん@やさどく管理人 さん

    詩の教室でもお世話になっているくじらさんのエッセイ集(少し詩も入っている)。途中で話題が急に変わることもあるが、いつしか最初の話題とリンクしていて、その取り合わせの妙のようなものを感じる。タイトルにふさわしく、くじらさんの夫の発言がよく登場するが、それと同じくらい自身の内面を観察して言葉にしていて、自分にはなかなかそれが上手くできていないな…とも思う。夫婦で暮らすということはそれぞれの適温を探ることでもあり、カレー作りのエピソードはまさしくそんな感じ。

  • Natsuko さん

    同年代女性による,倦怠気味の夫へのオモシロ愚痴エッセイかと勝手に思って読み始めたら・・・著者は結婚3年目のお若い方。国語教室ことぱ舎を開設されているとのこと、確かに言葉に対するこだわりが感じられるが、それよりなによりこじらせてるな〜と。私の頭の中のこじらせカテゴリー女性作家(4〜5人在籍)の中では最年少か。小難しくあれこれ言っていても、結局ご主人のことが大好き、惚気てるだけという声も聞こえてきそう。二人にしか分からないノリでなんだかんだ楽しそうな毎日。この夫婦、中年になったらどうなっているかなぁと楽しみ。

  • 石橋陽子 さん

    京都の誠光社(独立系本屋さん)で購入し、そのまま文学フリマに行くと、著者の向坂くじらさんがいらしてサインを頂いた本。ことば舎という塾をされているらしく、文章の書き方の勉強になる本でした。それだけでなく、夫との関係性実に面白く 腹を抱えて笑うほど。ハイジニーナちゃんの話しなんて図書館で読んでいて吹き出しそうになった。観察眼が素晴らしく、それを文章にする能力がピカイチ。心で思うことをこんなにも適切に文章に落とし込めるなんて。お勧めです。

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向坂くじら

詩人、国語教室ことば舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti‐Trench」で朗読を担当。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。1994年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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