蛇 日本の蛇信仰 ものと人間の文化史

吉野裕子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784588203213
ISBN 10 : 4588203215
フォーマット
出版社
発行年月
1979年02月
日本
追加情報
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20cm,240p

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読書メーターレビュー

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  • 鯖 さん

    巳年ゆえに。中国人は伏犠と女媧が蛇の兄妹夫婦神だからご先祖蛇だけどキリスト教だと邪悪だとか、縄文土器にうねうねありったけの情熱で刻み込まれてる蛇だとか、諏訪大社で12世紀にすたれた藁で作った巨大蛇をうねうね収める土室神事とか、鏡は蛇の目、鏡餅はとぐろを巻く蛇とか。諏訪大社のミシャグチ信仰を蛇巫=男根として解説してたページの熱量すごいよかった。ミシャグチ=赤蛇として「神蛇と交わり子をなす巫女の手にあった蛇祭祀は男に奪取された」蛇信仰は日本民族の蛇に対する畏敬と嫌悪という二者の緊張と相克の下に生まれた。熱い。

  • Arisaku_0225 さん

    日本の古代蛇信仰とはどのようなものなのかを、古語や蛇の生態と関連付けながら考察されている。蛇があまりに恐れられたからこそ「擬き」をしたのかな?カカシやカガミと蛇の関連付けは非常に面白かった。最近の本で蛇信仰に関する本出てないかなぁ?

  • yozora さん

    蛇の生態や語の研究をベースにして、蛇に関係のある日本の文化や行事、神話を解いている。鏡餅や鏡、案山子が蛇を模したものであったり、正月に迎えられる歳神は蛇であったりと様々な点で蛇を論じている。やや強引に感じられる箇所も無くはないが、全体的にも分かりやすかった。ただ、ヤマタノオロチや豊玉姫などの神話を知らないのでもう少しカバーしてもらえたらよかったかなと思う(というかそれは教養不足です。すみません)。

  • のりきよ さん

    古代からの日本の風習や伝承を何でもかんでも蛇神信仰と関連させようとしている感じは否めないが非常に鋭い考察も多々ある。鏡餅・注連縄・案山子・その他カカという名がつくものと蛇神との関係性には確かに説得力を感じる。ただ、古代の鏡に関しては太陽神信仰のイメージが強いので、蛇神信仰との関連性には慎重な考察が必要だ。又、三輪山の近くであの唐古鍵遺跡のある奈良県磯城郡田原本町で蛇巻神事などの蛇神信仰が濃厚に残っているという指摘に強い興味を感じた。日本の古代史を考察するうえで蛇神信仰の考察は切り離せない重要なものだ。

  • めぐみこ さん

    【再読】再読だったことにびっくりした。全然記憶ない。蛇にまつわる神話や民話って意外と多いんだなぁ。鏡餅や簑についての考察が興味深かった。

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人物・団体紹介

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吉野裕子

1916年東京に生まれる。1934年女子学習院、1954年津田塾大学、各卒。1975‐87年学習院女子短期大学講師。1977年3月『陰陽五行思想からみた日本の祭』によって東京教育大学から文学博士の学位を授与される。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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