永井荷風と河上肇 放蕩と反逆のクロニクル

吉野俊彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140806135
ISBN 10 : 4140806133
フォーマット
出版社
発行年月
2001年06月
日本
追加情報
:
20cm,476p

内容詳細

放蕩と無頼の作家永井荷風と、マルクス主義経済学者河上肇。時代の多様な局面で、2つの不屈の魂はどう響き合ったのかを探る。

【著者紹介】
吉野俊彦 : 大正4年千葉県出身。昭和13年東京大学法学部卒業後日本銀行入行。調査局長、理事を歴任。昭和36年経済学博士(東京大学)。昭和49年山一証券経済研究所理事長就任。取締役会長を経て平成10年まで特別顧問。エコノミスト。昭和54年NHK放送文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    吉野さんの「「断腸亭」の経済学」に続く永井荷風に関するものでほぼ同時代を生きた河上肇との対比で書かれています。なぜ河上肇かというと荷風と同じように森鴎外をやはり愛読していたということとその日記に書かれているし詳細な状況がかなりきめ細かく市井の人びとの生活がよくわかるということのようでした。河上肇は「貧乏物語」くらいしか読んだことがなかったのですが荷風と同様に少し読もうという気になりました。

  • K.H. さん

    永井荷風(こちらが著者の本命)と河上肇の伝記として読み応えがあった。特に河上肇の生涯については胸に迫るものがある。それでいて、大部で引用箇所も多いわりに読みやすい。学説や作品の評価に踏み込まないことも一因だろうが、何よりも章ごとにこの二人で主題が入れ替わる叙述形式によるところが大きいだろう。ちょうどいいところで場面が転換される。そうした面白さや読みやすさはそれとして、繰り返し強調している著者には申し訳ないけれど、この二人を並べて論じる意義が最後まで飲み込めなかった。

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