大予言 「歴史の尺度」が示す未来 集英社新書

吉見俊哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208801
ISBN 10 : 408720880X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
293p;18

内容詳細

時代は25年単位で読み解ける!

アベノミクスと莫大な日本の国家債務、加えて格差拡大や終わりなき少子超高齢化、さらにはイギリスのEU脱退やアメリカのトランプ政権誕生など、先行きに不透明さが増す中、多くの人々が底知れぬ不安を抱えながら暮らしている。このような混迷を極める時代に、未来を見通すには「歴史の尺度」が必要である。

本書では、二五年単位を核として、一五〇年、五〇〇年といった長期の尺度も用いながら、歴史を構造的に捉えていく。この三つの尺度を駆使すれば、今後、世界が辿る道筋が見えてくる。知的興奮に満ちた刺激的な論考!

【目次】
序章 歴史のメガネをかける
第一章 二五年単位説 ―― 一八四五年から二〇二〇年まで
1 歴史の尺度―その効用と限界  
2 二五年単位で歴史を数える― 一八四五年から二〇二〇年までの日本
  
第二章 世代間隔と人口転換 ―― 二五年単位説の人口学的理解
  
1 人口の長期変動と世代間隔―二五年単位の人口学的成立
  
2 世代史と人口転換を架橋する―ロジスティック曲線を旋回する二五年
  
第三章 長期波動と資本主義 ―― 経済循環から眺める世界史
  
1 景気の長期波動―コンドラチェフの波を再考する
  
2 イノベーションと経済成長の長期循環――シュンペーターとロストウ
  
3 資本主義システムと長期波動――マンデルとウォーラーステイン
  
第四章 五〇〇年単位説 ―― 近代の「入口」と「出口」
  
1 五〇〇年の長期持続としての「ブローデルの波」
  
2 大航海時代からグローバリゼーションへ
3 印刷革命から情報爆発へ
4 二五年単位説と五〇〇年単位説の間―「長い世紀」としての一五〇年
  
第五章 二五年後の未来 長い一世紀後の未来 ―― 未来の尺度
  
1 一九九五年という転換点―様々な終わりのなかで
  
2 「未来」の尺度と次元を設定する
  
3 二一世紀は一六世紀か、それとも一七世紀か?
  
4 資本主義五〇〇年の歴史の果てで
  
終章 世代史と世界史をつなぐ


【著者プロフィール】
吉見 俊哉 (よしみ しゅんや)
一九五七年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環教授。同大学副学長、大学総合教育研究センター長などを歴任。社会学、都市論、メディア論、文化研究を主な専門としつつ、日本におけるカルチュラル・スタディーズの発展で中心的な役割を果たす。著書に、『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『親米と反米』『ポスト戦後社会』『万博と戦後日本』『夢の原子力』『「文系学部廃止」の衝撃』など。

【著者紹介】
吉見俊哉 : 1957年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環教授。同大学副学長、大学総合教育研究センター長などを歴任。社会学、都市論、メディア論、文化研究を主な専門としつつ、日本におけるカルチュラル・スタディーズの発展で中心的な役割を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 小鈴 さん

    凄い本だ。直後の感想をとどめておこう。目次を見ただけでわかる。見田宗介「現代社会はどこに向かうか」論文の吉見俊哉からのラブレターなのだ。生物としての人類の歴史から資本主義いわゆる近代をロジステック曲線から語り、曲線を上りきった後に訪れる平衡な社会(高原)の思想について思索する見田。吉見は社会科学の知を動員して資本主義の時間のリズム、歴史の眼鏡を説明してついに5章で大予言へ!が、そこは残念。吉見は学者であって思想家ではなかった。その先の世界の片鱗は見田の言葉を聞いた方がよい。 でも、とてもよい本でした。

  • 樋口佳之 さん

    コンドラチェフとは随分久しぶりに聞く名前/親子世代間隔の25年はなるほどかも。ギリギリ兄弟姉妹が収まる10年は確かに短過ぎ/拡張期にあっては関与する諸主体がいずれも拡張の恩恵に与かることができ、したがってこれらの諸主体は相互に調整しながら全体の秩序を維持していくことができます。/社会全体が収縮期に入っていくと、諸主体は相手の領分に侵入し、衝突や血みどろの競争が始まります。/海の波も砕ける時はカオスだしね/しかし、本当の変革は困難な時代にしか起こりません。/もう少し長生きしたくなる内容でした。

  • coolflat さん

    歴史には一定の周期性がある。本書は、コンドラチェフ、シュンペーター、ロストウ、マンデル、ウォーラーステインなどの論者が唱える、25年周期説、150年周期説、500年周期説を分析し、これらの周期予測から2020年以後の未来を予測している。本書を読んで膝を打ったのは、1970年代以後の歴史が緩やかに減速(衰退)しているということだ。同じ25年間でも、例えば、1870年から1895年(明治維新〜日清戦争)や1945年から70年(敗戦〜経済大国)と比べて、1970年から95年では、歴史の変化のスピードが全く違う。

  • iiiともろー さん

    近代以降の歴史を構造から読み解く試み。納得させられてしまうが…

  • しんこい さん

    前書き読んでる時は、小難しくてやめようかと思ったが、本編に入ると読みやすくなり、コンドラチェフなんて高校時代に聞いただけのものをやっと理解しました。予言なんて妄想と思ったが、環境や人口は予想できるし、経済もなぜか波がありというのは不思議だけど説得力ありで、驚きだ。自然科学と違う文系の論証も意味あると思いました。

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