吉行和子・冨士眞奈美 おんなふたり奥の細道 迷い道

吉行和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797673579
ISBN 10 : 4797673575
フォーマット
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
160p;19

内容詳細

手軽にできる!お金がかからない!頭の体操になる!日本の四季を言葉で楽しめる!など、
いいとこずくめの趣味として、老若男女を問わず、俳句や句会が空前のブームとなっている。
団塊の世代で俳句を始める人も多い中、俳句上手で天然キャラ!といえば、女優の吉行和子と
冨士眞奈美。おふたりに生前の岸田今日子さんを加えた女友達トリオは、かつて雑誌の
『non・no』や『MORE』等で、旅に出たり、食べ歩きしたり、その抱腹絶倒な会話が大人気!であった。
そんな、吉行和子、冨士眞奈美も御年83歳と80歳となった。おふたりとも俳句歴は30年以上。
それぞれ俳号を、窓烏(マドガラス)と衾去(キンキョ)として、おもしろくもアイロニーにみちた俳句を
作り続けてきた。俳句!といえば松尾芭蕉の『奥の細道』。ふたりは、松島へと吟行の旅に出る。
そこで作った本書初出の思わず絶句する!おもしろ俳句を多数ご披露。俳句の楽しさ、句の作り方、
句会の面白さなどを、初心者向けに語り合う。そろそろ俳句を始めたい人への入門書として
また、熟女ふたりの本音の人生論としても楽しめる1冊。平均寿命が80歳を越えた今、長寿社会を
どう生きるかは大問題。未だ元気でマイペースなふたりが語る、おんな同士の友情、俳句、人生論は、
必ずや生きる指針になるはず。


Kという男許さず夏燃ゆる  衾去(冨士眞奈美)
魂よ気儘に遊べ鳳仙花  窓烏(吉行和子)


<著者プロフィール>
●吉行和子 (よしゆき かずこ)
女優。東京生まれ。女子学院卒、劇団民藝付属水品研究所入所。「アンネの日記」で主演デビュー。
1959年「にあんちゃん」「才女気質」で、毎日映画コンクール助演女優賞受賞。1974年「蜜の味」で紀伊國屋
演劇賞個人賞。1978年「愛の亡霊」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞。1984年エッセイ集「どこまで演じれば
気がすむの」(潮出版社)で、日本エッセイストクラブ賞。2002年「折り梅」毎日映画コンクール田中絹代賞。
2006年「あぐり白寿の旅」(集英社)出版。2014年「東京家族」で日本アカデミー賞、優秀主演女優賞受賞。
●冨士眞奈美 (ふじ まなみ) 
女優。静岡県生まれ。三島北高等学校卒。俳優座付属養成所卒。1956年NHK テレビドラマ「この瞳」で主演デビュー。
NHK専属第一号となり、「輪唱」で清純派三人娘として人気。ドラマ、映画、舞台で活躍。1970年
「細腕繁盛記」で注目を浴びる。結婚を機に芸能界を一時引退するが、離婚後女優を再開。
2000年「ろくでなし」(文春文庫)「恋よ恋歌」(中央公論)等小説を刊行。『ここはどこ 時に空飛ぶ三人組』(集英社)
『わたしはだれ?桜となって踊りけり』(集英社)句集『瀧の裏』(深夜叢書社)を出版。「俳壇賞」選考委員。

【著者紹介】
吉行和子 : 東京生まれ。女子学院高等学校卒。劇団民藝付属水品研究所入所。舞台『アンネの日記』アンネ・フランクで主役デビュー。1959年『にあんちゃん』『才女気質』で毎日映画コンクール女優助演賞。1974年『蜜の味』で紀伊國屋演劇賞個人賞。1978年『愛の亡霊』日本アカデミー賞優秀主演女優賞。1984年エッセイ集『どこまで演れば気がすむの』(潮出版社)で日本エッセイストクラブ賞。2002年『折り梅』毎日映画コンクール田中絹代賞。2013年第23回日本映画評論家大賞「ゴールデン・グローリー賞」受賞

冨士眞奈美著 : 静岡県生まれ。静岡県立三島北高等学校卒。俳優座付属養成所卒。1956年NHKTVドラマ『この瞳』で主役デビュー。NHK女優専属第一号となり、『輪唱』で清純派三人娘として人気。二十代の頃からドラマ、映画、舞台で活躍。1970年ドラマ『細うで繁盛記』でブレーク。結婚を機に芸能界一時引退(CM出演、小説、随筆を執筆、作句は続行)するも、1984年、離婚、女優・俳人を再開。「俳壇賞」選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kei さん

    女優女優ぽい、富士さんが常識人で、一見地味な吉行さんが、ザ女優!おもしろいですね。読み進めると、なんとなくどちらの俳句かわかるのもあれば、あれっ?てのも。短いほど難しい、です。

  • あじ さん

    長年俳句を嗜んできた吉行和子さんと冨士眞奈美さんが談笑する場に、モグリの私。芭蕉さんの噂話やお二人の個人的な話など、天井裏でうっしっしっと拝聴してきました。吉行さんの俳号は“窓烏”。冨士さんは“衾去”、そして故岸田今日子さんは“眠女”。仲良しトリオの在りし日に目を細めて─♪迷い道 くねくね〜◆冨士さんの博識と記憶力に、吉行さんともども感嘆。◆自選句収録しています。

  • メタボン さん

    ☆☆☆★ 上品なおばあちゃん女優二人の、肩に力ない徒然な会話と、ところどころに出てくる名句を楽しんだ。「Kといふ男許さず夏燃ゆる(衾去〜冨士眞奈美)」「歴戦の肉(しし)犇(ひしめ)きし水着かな(衾去)」「冬に入る血管すべて身構える(窓烏〜吉行和子)」「縁側に父の手だけの日向ぼこ(窓烏)」「鞦韆(しゅうせん)は漕ぐべし愛は奪ふべし(三橋鷹女)」「春なれや名もなき山の薄霞(芭蕉)」「春を病み松の根っこも見あきたり(西東三鬼の絶筆)」

  • aloha0307 さん

    御大おふたり 遥か昔 ドラマ「パパと呼ばないで」 ち〜ぼ〜! の魚屋の娘役&映画「愛の亡霊」が懐かしいよ。若い頃からの友達で30年以上の句会歴があり、それぞれ俳号もお持ちです。 松尾芭蕉『奧の細道』をたどって松島を肩寄せ吟行します...お互い言いたいことをさらっといい、反論したいときもさらっと...いいな☺ ”行く春や鳥啼き魚の目は泪” この句の味わいを再認識☺ いっぽう、我が職場 ”静けさや岩にしみ入る蝉の声”...パソコンが起動している音すら聞こえるほど静か...(苦笑です) 

  • 木漏れ日の下 さん

    女優の吉行和子さんと富士眞奈美さんが俳句のことを中心に話されてる。俳句のことはとんと疎い私ですがお二人の会話は面白かった。ほんわかして天真爛漫なイメージの富士さんが意外に博識だったり、家庭的のイメージの吉行さんがお米は炊かないし包丁も小さなのしか無くコンビニ命な生活だとか、知らなかった一面に驚かされたり笑わされたり。昔やってた朝ドラの『あぐり』を見ていたので、吉行さんのお母様であるあぐりさんや淳之介さんなどご家族の話は興味深く面白かった。

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吉行和子

1935年東京生まれ。女優。父は作家・吉行エイスケ、母は美容師・吉行あぐり、兄は作家・吉行淳之介、妹は詩人/作家・吉行理恵。女子学院高等学校を卒業。在学中に劇団民藝付属の研究所に入り、1957年舞台「アンネの日記」でデビュー。59年映画「にあんちゃん」などで毎日映画コンクール女優助演賞、79年映画「

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