梅桃(ゆすらうめ)が実るとき 文春文庫

吉行あぐり

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167362027
ISBN 10 : 4167362023
フォーマット
出版社
発行年月
1998年07月
日本
追加情報
:
213p;16

内容詳細

風光明媚な城下町、岡山の弁護士一家に生まれた第四子はまたもや女の子。次は男の子をと願う両親は、その子を「あぐり」と名付けた―。のびのびと育ったあぐりは十五で嫁ぎ、美容師の草分けとして活躍する。多くの困難を乗り切り、淳之介・和子・理恵の吉行三兄妹を育て、なお働き続ける女性の痛快な一代記。

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    吉行淳之介さん、吉行和子さん、吉行理恵さんのお母様、吉行あぐりさんの半生記。NHK朝の連ドラの原作。淳之介さんのご本を何冊か読ませていただいたあとで再読すると、一種の感慨があります。やはり女性で職業を持ち、未亡人となり、戦争を潜り抜け、ご苦労は大変なものだったでしょう。それでもご自身の信念を貫き続けるその強さ。最後、やはり子どもが親の先に亡くなるのは一番の親不孝なのだな・・・と思い、少し泣きました。

  • 千代菊 さん

    明治大正昭和平成時代を生き抜いている人。無性に読みたくなり読了。

  • komyuki さん

    久しぶりに再読。大正昭和平成を生き抜いた人にもかかわらず飄々とした語り口が大好き。 自伝によく見られるあつかましさがないところも好き。 エイスケさんや吉行和子さんを始めとするあぐりさんの周囲の人も魅力的な人ばかり。 大好きな一冊です。

  • 燈火 さん

    2006年読了。あぐりさんの前向きな生き方が好きです。

  • なおき さん

    朝ドラの原作。明治、大正、昭和、平成にわたる主人公の波瀾万丈の人生が綴られます。

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人物・団体紹介

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吉行あぐり

1907年岡山市生まれ。作家・吉行エイスケと15歳で結婚し、24年に長男・淳之介を出産。29年、市ヶ谷に「山ノ手美容院」を開店。35年に長女・和子、39年に次女・理恵を出産。52年に「吉行あぐり美容室」を開店し、2005年まで営業

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