京都で考えた

吉田篤弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903908991
ISBN 10 : 4903908992
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
128p;19

内容詳細

答えはいつもふたつある。京都の街を歩きながら「本当にそうか?」と考えたこと―。

目次 : 1 怪物と忘却(見えない目次/ バオローテイ/ 円卓の騎士/ チェシャ猫の笑い/ 地球の外から来た友人)/ 2 ふたつの怪物(なぜ、地球は回っているのか/ 答えはいつもふたつある/ 圏外へ/ ひそやかな水の力/ 冬のスパイ)/ 3 中庭の怪物(剥製工場/ 読まない測量師/ 言葉の森/ 本当のこと/ スリンク―掌編小説)

【著者紹介】
吉田篤弘 : 1962年東京生まれ。作家。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    旅のおともはこの子にしようとずっと決めていた。とりとめもなく考えて、"あたりまえ"とされてることも改めて自分で考えて、立ち止まって生きていくということ。決めつけって自分では意識してなくて、慌ただしくしていると"無駄"だと切り捨ててしまっている。ひとつひとつ丁寧にそれを拾いあげて自分の目でみつめて判断したい。そう思わせてくれるような本。吉田さんは本当にやさしいひとなんだろうなぁ。

  • ちゃちゃ さん

    なぜ京都なのだろう。京都に生まれ育った私には、実はよくわからない。それは贅沢というもの…なんてお叱りの言葉を頂戴しそうだが。学生時代、友人との待ち合わせ場所は四条河原町の本屋。休日は神社仏閣を訪ね歩き、歩き疲れたら喫茶店で本を開く。それが日常だった。平安の昔から継承された伝統文化が其処此処に息づき、碁盤の目のような道は歩いても迷わない。街を歩くことと考えること。時の流れの中で忘れられてゆくものや消えてゆくものの価値を見極め、それでいいのかと考える。それを促すゆるやかな場所と時間が京都にはあるのかもしれない

  • アキ さん

    京都ミシマ社らしい、肩の力が抜けたクラフト・エヴィング商會吉田篤弘のエッセイ。ぶらりと京都にやって来て、あてどなく歩きながら考える。本・街・考える・のつながりを京都で感じるって素敵だな。本は過去から届く誰かの声だが、書いてる側からすると未来に向けて声を届ける、本とは「不思議の国のアリス」のチェシャ猫の笑いのように異界が口を開けてるような世界なのかも。そして大徳寺あたりを歩いていると、いにしえの時間がそのままに残されているかのように感じられる。そんな取り留めのない考えの行く先が思いもかけず、そして楽しめる。

  • けんとまん1007 さん

    京都。それだけで、想像が広がる言葉であり、街でもある。街というのがいいのか、土地というのがいいのかはある。古くからの暮らしが、今も生きている貴重な街だと思う。いろいろ、想いを馳せたくなる街。これまでの吉田ワールドのキーワードがちりばめられているのがいい。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    京都には考え事をする為に訪れるという吉田さんの本を、京都にある出版社のミシマ社さんが、10周年のお祝いの企画本として作る幸せな一冊。気負いもなく飄々と歩く吉田さんの少し後ろを慌ててパタパタと歩いているような気分で読みました。見知らぬ小路をはぐれぬ様歩いたり、突き出した植木をひょいと飛び越えたり、古本屋さんやレコード屋さんの店先をちょっと眺めたり、そうしている内に記憶の世界と繋がってしまって、まるですぐそこの遠い場所に辿り着いてしまったみたい。吉田さんの言う京都は本当に私の知ってる京都と同じ場所なのかしら。

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