ヴァーグナーの「ドイツ」 超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ

目次 : 〜超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ〜 / 音楽によって「真のドイツ」を打ち立てようとした作曲家リヒャルト・ヴァーグナー。 / 三月革命や統一戦争で国家の輪郭が激しく揺れ動いた時代、複数の「ドイツ」が / ぜめぎあうなか、超政治としての芸術を実践した彼の「ドイツ」はいったいどこに向かったのか。 / １９世紀ドイツのナショナリズムを新に問い直す音楽史。 / 【CONTENTS】 / 序章 / 第　１章　　出発点としてのコスモポリタニズム / 第　２章　　パリでの挫折を経て / 第　３章　　ドレスデン時代 / 第　４章　　『未来の芸術作品』と民衆の理念 / 第　５章　　『オペラとドラマ』にみる「ドイツ的なもの」 / 第　６章　　祝祭劇場の構想とドイツへの帰国の途 / 第　７章　　「最もドイツ的な国家」としてのバイエルン / 第　８章　　ドイツ統一戦争とヴァーグナー / 第　９章　　新生ドイツ帝国の誕生と「ドイツ的なもの」のゆくえ / 第１０章　　「ドイツ」はいずこに？ / おわりに / あとがき / ［著者］吉田寛

【著者紹介】
吉田寛 : １９７３年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科（美学芸術学）博士課程修了。博士（文学）。同研究科助手、助教を経て、現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授（表象領域）。専攻は美学、感性学、表象文化論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

吉田寛

東京大学大学院人文社会系研究科准教授（美学芸術学）。博士（文学）。専門はゲーム研究、感性学。１９７３年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。２００６年同研究科助手、２００７年助教、２００８年立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授、２０１５年教授を経て２０１９年より現職。美学会会長。主

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