英語と英国と英国人 講談社文芸文庫

吉田健一(英文学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061961777
ISBN 10 : 4061961772
フォーマット
出版社
発行年月
1992年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,331p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ヨーイチ さん

    時代を確認しながら、ゆっくりと読了。英語関係は適当に要点だけ。小生には荷が思い。吉田健一のことは多分丸谷才一のエッセイで知ったのだと思う。解説の人が文章を真似ていて、面白い。句読点の有無もそうだけれど、行きつ戻りつ、冗談を交えて、結局はぐらかされた様な文章が妙に好き。人生に飽き飽きしてて、飲んだくれで、フト漏らす言葉に真実が垣間見える、英国紳士ってこの人から始まったのではないか。タマに文章を真似している事がある。全編に漂う強固な自我が印象的。

  • Ex libris 毒餃子 さん

    イギリス人になりたくて読んでみました。吉田健一があの「ウナギゼリー」を食べていたとは・・・。

  • おはぎ さん

    英語と英国と英国人について、ウィットに富んだ文章が続く。英語学習法についてのあれこれは今に通じると思われる。著者の文章ではまだ読みやすい方だと思う。

  • うえ さん

    ウィットのよく効いたエッセイ集。「フランス文学の方が、東大の辰野隆博士の門下に多くの秀才を出して、その各方面での努力で忽ち日本の文学界の関心を集め、フランス文学を知ることが文学を愛好するものにとって欠くことが出来ない条件と考えられる位になったのは、例えば小林秀雄氏の文芸評論の上での仕事というもの一つを取って見ても、充分に頷ける。併し英文学はそれよりも大分前に日本に入って来たので、それが昭和初期になって改めてフランス文学の後から日本の読者にこういう外国文学もあるのだという形で紹介されることになった」

  • skellig@topsy-turvy さん

    1ポンド=約千円、など時代を感じさせる点もある。しかしそこも含めて、いい味がある英国エッセイ集。吉田氏の文章は読みづらいと言われることもあると何処かで見たが、確かに今時の文章では見ないタイプかも。だからこそいい!と叫びたい。独特の文体の魅力にハマってしまい「もう少し読んだら寝よう」と呟きながらお肌の健康と引き換えに午前4時読了。直後の再読に耐えるエッセイって中々ないと思うのですが、これはその稀有な種に属す一冊。

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