初恋温泉 集英社文庫

吉田修一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087464344
ISBN 10 : 4087464342
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
16cm,219p

商品説明

こんなにも誰かを好きになれるなんて
温泉を訪れた、男女五組の恋物語。

初恋の女性と結婚した男。がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出される。幸せにするために頑張ってきたのに、なぜ──表題作ほか、不倫を重ねる元同級生や、親に内緒で初めて外泊する高校生カップルなど、温泉を訪れる五組の男女の心情を細やかにすくいあげる。日常を離れた場所で気づく、本当の気持ち。切なく、あたたかく、ほろ苦い恋愛小説集。

内容詳細

初恋の女性と結婚した男。がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出される。幸せにするために頑張ってきたのに、なぜ―表題作ほか、不倫を重ねる元同級生や、親に内緒で初めて外泊する高校生カップルなど、温泉を訪れる五組の男女の心情を細やかにすくいあげる。日常を離れた場所で気づく、本当の気持ち。切なく、あたたかく、ほろ苦い恋愛小説集。

【著者紹介】
吉田修一 : 1968年長崎県生まれ。97年「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2002年『パレード』で山本周五郎賞を、「パーク・ライフ」で芥川賞を受賞。07年『悪人』で毎日出版文化賞、大佛次郎賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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同じ温泉でもカップルで色合いや温度感が違...

投稿日:2021/04/11 (日)

同じ温泉でもカップルで色合いや温度感が違う。爽やかな懐かしさ、艶やかな色、文章から様々な質感を楽しむ事が出来る一冊でした。

はらや さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 酔拳 さん

    5ヵ所の温泉を訪れる5組のカップルの短編です。カップルといっても、恋人どうしだったり、結婚しているけど、離婚をきりだされていたり、不倫していたりと、それぞれ、事情をかかえたカップルを、吉田修一 流で、うまく、人間関係を表現しています。どうしてこんなに、うまく表現できるのか?ため息がでてしまいます。5ヵ所の温泉地のうち4か所は行ったことがないところなので、機会があればいってみたいと思わされました!

  • hit4papa さん

    実在する温泉宿で繰り広げられる、5組のカップルの物語。湯煙の中に人生の機微が透けて見えるような作品集です。突然離婚を切り出された夫「初恋温泉」。ダブル不倫の顛末は「ためらい温泉」、迷いの中にいる中年男性「風来温泉」、高校生カップルが初々しい「純情温泉」。お気に入りは、結婚目前の二人の一夜を描いた「白雪温泉」。ランプのように温かみのある素敵なお話しです。ホンワカあり、ほろ苦ありで、身体の芯までじわーんとなるのが、”吉田”温泉の効能でしょうか。

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    んっとね、…んっと、温泉行きたくなりました。寒い時期、やっぱり温泉っていいですよね(´˘`*)雪見風呂…温泉宿で年越しは永遠の憧れ♡♡ でも一緒にお宿に泊まってる人が、こんな風に離婚寸前ですれ違ってたり、不倫カップルだったり…なんて考えたくないなぁ。みんなしあわせな人たちが集ってるって思いたい。だって特別な場所だもの。それぞれ実際にある旅館を舞台にしてあるんだけど、表題作(離婚寸前夫婦)が惜しまれながら星野リゾートになった宿で、今は星野リゾートの宿も休業中ってなんか因縁を感じてしまいました。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    温泉を題材にした短編集。ほのぼの,ぎすぎす,ゆるゆる。雰囲気は少しづつ違うが、まったりとしたり,むっつりとしたり,淡い色とりどり。回顧録のようでもあり,間接的な感情表現。初恋温泉、純情温泉、白雪温泉、風来温泉、ためらいの湯の5話。

  • mura_海竜 さん

    吉田修一さん初読み。中古店。温泉にまつわる、全5編の男女の短編集。熱海「蓬莱」、青森「青荷温泉」、京都「祇園 畑中」、那須「二期倶楽部」、黒川「南城苑」。湯の中は会話も日常と違う。湯上り後、美味しいものを食べたくなります。音であったり、触感であったり、嗅覚も含め、五感も敏感になるような気が。ゆっくりと何時間もかけて、温泉につかりたくなりました。あんまり覚えていないけれど、ANAか何かのフリーペーパーで、最近の軽井沢は騒々しい(本当は何かと対比していたと思う)、と言っていらした作家さんが吉田さんだったかな。

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吉田修一

1968年長崎県生まれ。97年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を受賞。07年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と、第34回大佛次郎賞を受賞。10年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞、19年『国宝

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