アンジュと頭獅王

吉田修一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093865500
ISBN 10 : 4093865507
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
123p;20

内容詳細

誰もが知っているあの安寿と厨子王の時空を超える大冒険!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    吉田 修一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の古典懐古の新境地でしょうか、吉田 修一版『山椒大夫』、現代まで1000年も続く、物語だとは思いませんでした。ヒグチユウコの挿画もGOODです。

  • ウッディ さん

    遠い昔に読んだ「山椒大夫」、親と引き離され、姉弟でひどい仕打ちを受ける安寿と頭獅王の姿に子供心に世の理不尽さと、恐怖を感じたことを憶えています。そんな内容を吉田さんがどんな風に書くのかと楽しみに手に取った一冊でした。古文風の文体に心配したものの、すらすらと読め、前半は記憶通り、ただ、意外とあっさりとした展開でした。途中から時空を超えたファンタジーになり、違和感が拭えず、原作の結末はどうだったのかというモヤモヤが残りました。なぜ吉田さんはこんな小説を書いたのだろう?そんな疑問が残りました。

  • yoshida さん

    吉田修一さんの筆による「安寿と厨子王」、そして「山椒太夫」。展開の斬新さ。時代を時空を乗り越える様は、息を呑みつつも、散りばめられたユーモアにニヤリとさせられる。また、テンポの良さに一気に読了させられる。吉田修一さんの引き出しの多さに感嘆する。「国宝」のような大作も良いが、短編も良し。森鴎外による「山椒太夫」も読まねばいけないな。「安寿と厨子王」も読まないと。コンパクトながらも自由であり非常に楽しめた作品です。他の作品も読み続けたいです。装丁も実に良いですね。

  • 旅するランナー さん

    哀れなる姉弟、アンジュと頭獅王が受ける苦難の人生。おいたわしや。ちりりちりりと逃げ落ち、ゆらりゆらり時空を超えていく。振り落とされずに、しがみつこう。 ヒグチユウコさんによる挿画が、この本の魅力を高めています。

  • モルク さん

    「安寿と厨子王」は両親から買ってもらった児童書の最初の一冊として思い入れのある作品である。当時、何度も何度も暗記するほど読み返した。それが吉田さんにかかると、時空を超え、ファンタジー仕立てになっていた。後半になると、七百年という時を飛び越え新宿にやって来る頭獅王。シルクドゥソレイユと人気を二分するサーカスで獣の世話をし、大獅子を乗りこなす。斬新な展開ではあるがちょっとぶっ飛び。でも、その文語のリズムが心地よく響く。ヒグチユウコさんの表紙が秀逸である。

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人物・団体紹介

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吉田修一

1968年長崎県生まれ。97年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を受賞。07年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と、第34回大佛次郎賞を受賞。10年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞、19年『国宝

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