えぴせし

衝撃の「あぱんだ」から5年、ZAZEN BOYS脱退から2年、沈黙を破る攻撃(えぴせし)吉田一郎不可触世界の2nd ALBUM。自身運営の新レーベルPETASTEREO(ペタステレオ)よりリリース。

2015年5月13日発売の前作/1stALBUM 「あぱんだ」からちょうど5年後の日にリリースとなる今作も前作同様にいわゆるベーシストのソロ活動アルバムという枠には全く当てはまらない。2017年末のZAZENBOYS脱退より2年、そして前作からは5年のブランクを破る「えぴせし」【攻撃】というギリシア語を平仮名で冠した今作。サウンドは80年代シンセポップ/ソウル/ファンクを想起させるシンセサウンドとビート/トラックからAORやネオアコースティック感、オルタナティブロック、チルウェイブやニューウェーブ感まで様々な折衷。低音の迫力ある歌唱、伸びやかで重厚に重ねられたコーラス、そして他の誰にも似ていない詞の世界に浸ると、日本を代表するとまで称されるベース演奏技術すら彼にとっては数ある表現方法の中のひとつに過ぎなかったとさえ感じさせられる。独自の高い芸術性と野暮ったくない商業性とが絶妙にバランスした作品であり、並々ならぬ鋭意を持った傑作だ。

＜PROFILE＞
吉田一郎不可触世界(よしだいちろうふかしょくせかい)2007年から11年間ZAZENBOYSのベーシストとして活動。2015年にソロアルバム「あぱんだ」発表と同時に独演形態でのライブ活動を開始。2018年バンド脱退と共に活動の主軸を吉田一郎不可触世界としての活動にシフト。毎年恒例となった弾き語り全国ツアー「BAND IS DEAD」は全会場とも超満員。2020年バンド形態でのライブ活動を開始。他に類を見ない独特な歌詞と大胆な楽曲、緻密なアレンジメントで「あぱんだ」は発売から5年を経ても尚、TV朝日系列/関ジャム完全燃SHOW(2019年11月放送分)にて独特の歌詞が、NHK Eテレ出演などでは本人のユニークなキャラクターがピックアップされている。ベーシストとして、ももいろクローバーZ/TK from 凛として時雨/石崎ひゅーい/Aimer/坂本真綾/SAKEROCK/MIYAVIなど数多くの幅広いレコーディングやライブサポートを務める傍ら、楽曲作家、編曲家としても多くのアーティスト曲、CM曲、アニメ曲を生む。


(メーカー・インフォメーションより)