Product Details
ISBN 10 : 4087208591
Content Description
歴史学の最前線が明らかにする「神話と歴史」の事実!
〈本と日本史〉は「本」のあり方から各時代の文化や社会の姿を考え、当時の世界観・価値観がどのように成立し、変化していったのかを考察する歴史シリーズ。
第一巻が扱うのは『日本書紀』。歴史は常に勝者のものだった。『日本書紀』もまた、当時の権力者の強い影響下で生まれ、書物と書物の争いを勝ち抜いてきた。今日においても歴史の記述に大きな力を持つこの「正典」を最新の歴史学の知見をもとに読み解き、相対化する。本書は歴史解釈の多様性を示す『日本書紀』研究の決定版である。
第一章 権威としての『日本書紀』
第二章 『日本書紀』の語る神話と歴史
第三章 『日本書紀』研究の歩み
第四章 天皇制度の成立
第五章 過去の支配
第六章 書物の歴史、書物の戦い
第七章 「国史」と「反国史」・「加国史」
第八章 『続日本紀』への期待、落胆と安堵
第九章 『日本書紀』の再解釈と偽書
第十章 『先代旧事本紀』と『古事記』
第十一章 真の聖徳太子伝をめぐる争い
第十二章 『日本霊異記』――仏教という国際基準
終 章 『日本書紀』の呪縛を越えて
(著者プロフィール)
1955年東京都生まれ。日本史・仏教史学者。名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授、博士(文学、大阪大学)。1986年上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。『古代仏教をよみなおす』、『仏教伝来の研究』(吉川弘文館)、『民衆の古代史』(風媒社)ほか多数。編著に『変貌する聖徳太子』(平凡社)等がある。
【著者紹介】
吉田一彦 : 1955年東京都生まれ。日本史・仏教史学者。名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授、博士(文学、大阪大学)。1986年上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金吾
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佐藤一臣
読了日:2020/01/20
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樋口佳之
読了日:2017/04/09
さとうしん
読了日:2017/05/18
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