天変地異と病 災害とどう向き合ったのか シリーズ古代史をひらく

吉村武彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000286367
ISBN 10 : 4000286366
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
366p;19

内容詳細

歴史学から災害史・環境史を問う試みが意欲的に行われる今、古代史研究から現代に向けて言えることは何か。考古学および古気候学・地質学など自然科学諸分野の成果を参照しつつ、火山噴火・地震・津波等の自然災害、また飢饉・疫病等が社会にもたらした被害の実態を復元し、災害に向き合った人々の姿や復興の様子に迫る。

【著者紹介】
吉村武彦 : 1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史

吉川真司 : 1960年生。京都大学教授。日本古代史

川尻秋生 : 1961年生。早稲田大学教授。日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takao さん

    貞観津波、十和田の平安噴火

  • イツシノコヲリ さん

    古代の災害史に関する論考が並びます。なんといっても古気候の中塚氏の論考の目新しさが印象に残る。中部日本におけるセルロースの酸素同位体比の分析は見事なものだと思うが、数十年単位の不作の発生が数年・数百年の不作よりも人間活動において大きな影響を与えることを簡単な数理モデルで明らかにしていることも興味深い。座談会でも環境決定論の話がメインです。他にも火山噴出物や津波堆積物といった考古学の論考もあり、勉強になりました。

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