免疫「超」入門 「がん」「老化」「脳」のカギも握る、すごいシステム ブルーバックス

吉村昭彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065340370
ISBN 10 : 4065340373
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

次のパンデミック、病気、老化にも役立つ「免疫」の正しい知識。ウイルスなどの病原体はどのように感染を起こし、免疫はどのように働くのか。あるいは暴走により自己を攻撃してしまうのはなぜか。その複雑な仕組みを基本からわかりやすく解説する。また、さまざまな病気、特にがんとの関係について、さらに、次々と解明が進む、老化や脳との深い関わりについて、最新研究を紹介。未来の医療にもつながる、免疫の意外な姿が見えてくる。

目次 : 第1章 人類の宿命・病原体と免疫の戦い/ 第2章 ヒトに備わった、5つの感染防御機構/ 第3章 病原体との攻防/ 第4章 自己を攻撃する免疫―アレルギーはなぜ起こるのか/ 第5章 炎症とサイトカイン―さまざまな病気と免疫/ 第6章 免疫とがん/ 第7章 老化を免疫で止められるか/ 第8章 脳と免疫の深い関係/ おわりに 免疫学の未来

【著者紹介】
吉村昭彦 : 慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室教授。1958年生まれ。1981年京都大学理学部卒業。1985年同大学理学研究科博士課程中途修了。理学博士。その後、鹿児島大学医学部腫瘍研究施設、米国マサチューセッツ工科大学などを経て、1995年久留米大学分子生命科学研究所教授、2001年九州大学生体防御医学研究所教授。2008年より現職。紫綬褒章(2021年)、国際サイトカイン学会賞(2022年)ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うつしみ さん

    感染症、膠原病、アレルギー、癌、老化、認知症、精神疾患に至るまで、免疫で語られる時代が到来しつつある。医学の進歩は恐ろしく速い。つい数年前の本には「炎症の収束メカニズムはわかっていない」とあったが、本書では3つの炎症収束過程が明示されている。JAK発見に関する苦労を綴ったコラムで、筆者の科学に対する真摯な姿勢が伝わってきた。本書の内容は相当高度だが、敢えて超入門と銘打ったのは、これ位は大人の常識として理解してほしいという願いからだろうか。コロナ禍における、免疫学を無視した異常な政治介入への皮肉にも感じる。

  • harumi さん

    私たちの身体を何重にも守ってくれている免疫システムをわかりやすく解説している本。ですが専門用語も多くて素人にはなかなか手強いところもありました。免疫というと感染症を防ぐとかワクチンとか花粉症などの自己免疫疾患はすぐに思い浮かびますが、現在ではがんやアルツハイマー、脳梗塞、うつ病や統合失調症などの精神疾患までも免疫がからんでいることがわかってきて、今後どれだけ私たちの生活にかかわってくるのか、期待が膨らむ内容でした。

  • Roy。 さん

    【免疫の基礎を学べる】 Covid-19によりワクチン、免疫について興味がでた人も多いかと思う昨今。生物系の知識を持っていない人には難しいかもしれないが現在わかっている免疫についてとても分かり易く説明してくれているのでとても良い。 免疫の勉強したい人にとっては入門書として読める。

  • masabi さん

    新型コロナを契機に出版された一冊で免疫を解説する。多数の細胞や分子など怒涛の量になり理解のほどは怪しい。異物を排除する免疫らしい機能に始まり、精神疾患や老化にまで免疫が関係していたという。マウスでは実験が成功しても人間で行うと期待した効果が出ずに終わることもあり、なかなか大変な分野だ。

  • kamekichi29 さん

    免疫の仕組みがわかりやすく解説されてました。似たような名前、長い名前や仕組みがいろいろあって、読む側から忘れてしまうけど。。 免疫の仕組みで癌や、老化、アレルギーまでも治療しようとするこころみはこれからどうなっていくのか、興味があります。

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吉村昭彦

慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室教授。1958年生まれ。1981年京都大学理学部卒業。1985年同大学理学研究科博士課程中途修了。理学博士。その後、鹿児島大学医学部腫瘍研究施設、米国マサチューセッツ工科大学などを経て、1995年久留米大学分子生命科学研究所教授、2001年九州大学生体防御医学研

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