なぜ男は女より多く産まれるのか 絶滅回避の進化論 ちくまプリマー新書

吉村仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480688798
ISBN 10 : 448068879X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年04月
日本
追加情報
:
189p 18cm

内容詳細

すべては「生き残り」のため。競争に勝つ強い者ではなく、環境変動に対応できた者のみが絶滅を避けられるのだ。素数ゼミ、チョウ、人間らの「そこそこ」「負けない」戦略から、“絶滅回避”を第一原理とする新しい進化論を展開する。

目次 : 第1章 素数ゼミと絶滅回避の進化/ 第2章 生きものの数の不思議―「幾何平均」で考える/ 第3章 リスクへの適応―生き残りの原理/ 第4章 男子が多く生まれる訳―絶滅回避の原理/ 第5章 生きものたちの共生―「競争」か「協力」か/ 第6章 絶滅を避けるための行動

【著者紹介】
吉村仁 : 1954年神奈川県生まれ。ブリティッシュ・コロンビア大学研究員、インペリアル・カレッジ個体群生物学センター研究員などを経て、静岡大学創造科学技術大学院教授(工学部システム工学科兼務)およびニューヨーク州立大学併任教授、千葉大学客員教授。専門は数理生態学で、主に進化理論を研究している。1987年に発表した環境不確定性の論文が、進化理論研究の第一人者、英国のメイナード・スミスらが書いた「Nature」誌のレビューに引用され欧米で一躍注目を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    タイトルをみると人間の男女と思ったが、素数ゼミからの生物学的な考察が多くて、面白く読めた。なぜ人間は一夫一妻制なのかがよくわかった。

  • コウメ さん

    人間の男、女の多く産まれるのかと思ってかりたけど、内容は人間じゃなくて、動物や虫のオス、メスのお話。思ってたのと違っていて残念(>_<)。アメリカの素数ゼミというセミの具体例を説明しており、進化論や幾何学で説明!!あまり幾何学は知らないので、飛ばした。しょーじきに人間を説明する際に動物や虫を例えで、説明しても違う気がする。子孫を残すという動物の習慣だとしても人間はそこに感情や環境、知恵が入ってくるので動物=人間も一緒とは限らないという。僕の感想です。

  • ふろんた2.0 さん

    序盤から数式がバンバン出てくるので、読み進めるのに苦労するが、昆虫における絶滅回避のための活動など、生態が数学的に解明(といっていいのかな?)されていくのは面白い。

  • おーすが さん

    以前読んだ「素数ゼミ」の本が面白かったのでこちらも。前半はやはり素数ゼミの話なんだけど数式を交えてさらに詳しく解説されており、これはまさに素数ゼミの創世記。面白い。中盤は生物の絶滅回避戦略を幾何を使って計算しまくる。計算部分は分かったような分かってないような(多分わかってない)だけど、ヒトにおいて男性が少し多くなる現象は数字的にピタリと当てはまって、神のひと触れを感じるよう。こわい。あえて子減らしするクラッチサイズもいい。後半は生き残り戦略はなにが強いかという話。やはり強いぜ、異種間共生!

  • calaf さん

    タイトルの疑問は、男性の方が死亡率が高く、絶滅を回避するためにそうなっていると考えると、素直に説明できるらしい...これまではこの疑問に答えられる理論はなかったものの、この本の執筆中に思い付いて計算したら、理論的に導きだせたらしい... (驚) 確かに、数式自体はそんなに難しいことはないので、これまで誰も見出していなかったのが不思議と言えば不思議かもしれませんが...

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吉村仁

1954年神奈川県生まれ。ブリティッシュ・コロンビア大学研究員、インペリアル・カレッジ個体群生物学センター研究員などを経て、静岡大学創造科学技術大学院教授(工学部システム工学科兼務)およびニューヨーク州立大学併任教授、千葉大学客員教授。専門は数理生態学で、主に進化理論を研究している。1987年に発表

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