桜の血族

吉川英梨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575246605
ISBN 10 : 4575246603
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
追加情報
:
384p;19

内容詳細

警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課の桜庭誓は父も夫もマル暴刑事。遺伝子レベルでヤクザを理解する特殊な刑事だった。結婚後は退職して専業主婦をしていたが、夫の賢治がヤクザに銃撃されてしまい、犯人逮捕のために現場復帰する。そんな中、日本最大の暴力団吉竹組の元組員宅で爆破事件が発生。ベトナムマフィアの仕業かと思いきや、事件は本家と関東に分裂した吉竹組の抗争が絡んでいた。誓は自分に思いを寄せる片腕の武闘派組長・向島春刀とともに、血塗れの抗争を防ぐ。

【著者紹介】
吉川英梨 : 1977年、埼玉県生まれ。2008年に『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    これは警察小説?イヤイヤ血の滴るやくざ小説だ!しかも私の好きな情が絡む漢の物語だ!向島が好くて他は見えない(笑)マル暴刑事・桜庭誓はちょっと苦手なタイプだが、仕方ない彼女が主役らしい。嗚呼、一気読み。これで終わりは酷過ぎる。お願いだから続きをもっと。あの組長兄弟との死闘を今から楽しみにしてる私。身体中の血が沸騰しそうだ。

  • fwhd8325 さん

    刺激以上に刺激的でした。あまりに烈しいせいか、少し引いてしまう場面もあるけれど、東映映画、大映、新東宝をミックスした展開ならではのものと思います。吉川さんはシリーズものが多いから、この作品もシリーズ化されていくのかなと思います。様々な嫉妬や、恨みがまだマグマのように燻っています。

  • タイ子 さん

    ヤクザ関係の小説は本書に限らず、何かと名前がややこしくて(何とか組の何系列とか)一度に把握するのは大変。夫がヤクザに撃たれ車椅子生活を余儀なくされ、マル暴刑事に復帰した仲野誓。相棒の藪刑事とともに日本最大の暴力団組織に挑む。暴力団との対決、不自由な体にされた夫、マル暴刑事としての矜持が燃える。誓の前に現れる向島という組長の存在。ストーリー展開がどんどんヒートアップするので、組関係のややこしさは気にならなくなる。全ての繋がりが見えた時、争いごとの根底にある得体の知れない恐怖に震える。

  • タックン さん

    伝説のマル暴の娘にしてマル暴の妻の誓の話。結婚前は自分もマル暴刑事というサラブレッドで、夫が銃撃されてその真相を掴むべくマル暴に復帰。 そこにベトナム人とみられる爆破事件と吉竹組の分裂抗争事件も絡んできな臭い感じに。 誓には警視庁の伝説のマル暴刑事の藪からみても強気でイケイケでハラハラさせられる。そこに分裂騒動の鍵を握る男の向島となぜか因果関係があって。 夫と夫婦関係が微妙な感じがしたし、伏線はあって予想はついたけどまさかこんな血の因果があったとは驚いた。 向島がほんと魅力的。でも最後が!!続編が怖い。

  • ナミのママ さん

    目の前でマル暴刑事の夫を銃撃された主婦の誓は、再雇用で刑事に復帰する。伝説のマル暴刑事を父に持ち、自らも元はマル暴刑事だった誓。バディは警視庁発の女マル暴刑事、大先輩の哲子。女性2人、なかなか威勢がいいぞ。おきまり?の影のあるナイスな組長・向島も登場する。日本最大の暴力団・吉竹組の本家VS関東の抗争は一触即発、ベトナムマフィアの登場、残虐な場面が続くものの最後まで読ませる。誓は夫の仇を討てたのか?向島組長があまりにも好みすぎてメロメロ♡、これは新シリーズかな。

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吉川英梨

1977年、埼玉県生まれ。『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞し、2008年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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