ブルーフィルムの哲学 「見てはいけない映画」を見る NHKブックス

吉川孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140912829
ISBN 10 : 4140912820
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
吉川孝 ,  
追加情報
:
320p;19

内容詳細

現象学でポルノの世界を描き出す!性行為を無修正で映した違法の映画・ブルーフィルムは、なぜ多くの表現者を魅了し、文化圏まで生み出してきたのか。興味本位の報道でも、映画の専門家による批評でもない形で、このジャンルが持つ今日的意義を明らかにできないか―本書は、最も有名な製作者「土佐のクロサワ」の作品を中心に、多様な証言を集めてブルーフィルムの世界を甦らせる。さらに、ポルノを見る経験を現象学と「ビジョンの哲学」によって多角的に分析して、そのポジティブな可能性を明らかにする。精緻な思考の実力者による、ポルノグラフィ論の決定版。

目次 : 序章 経験を通じて思考すること―「土佐のクロサワ」と現象学/ 第1章 ブルーフィルムとは何かと問いながら―8ミリフィルムと映写機/ 第2章 ブルーフィルムを見るとはどのようなことか―脱ぎ捨てられた下駄/ 第3章 ブルーフィルムは何ゆえに美しいのか―ベルグハイン詣で/ 第4章 ブルーフィルムを前にして何をすべきか―『天使のはらわた 赤い教室』のブルーフィルム/ 第5章 ブルーフィルムはどのような(不)自由をもたらすのか―土地に住まう/ 第6章 ブルーフィルムとともに生きるとはどのようなことか―旅に出る人/ 終章 現れるに値するもの

【著者紹介】
吉川孝 : 1974年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(哲学)。高知県立大学文化学部准教授を経て、甲南大学文学部教授。専門は現象学にもとづいた、現代倫理学、映画の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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