AIを美学する なぜ人工知能は「不気味」なのか 平凡社新書

吉岡洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582860764
ISBN 10 : 4582860761
フォーマット
出版社
発行年月
2025年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
吉岡洋 ,  
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

AIに芸術は創造できるのか? 機械に「死」はあるのか? そもそもAIと人の違いとは? 人工知能が身近になりつつある今、美学者がAIの「面白さ」を考えてみる一冊。

【著者紹介】
吉岡洋 : 1956年京都生まれ。京都大学文学部哲学科(美学専攻)、同大学大学院修了。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授、京都大学大学院文学研究科教授、同大学こころの未来研究センター特定教授を経て、現在京都芸術大学文明哲学研究所教授。専門は美学・芸術学、情報文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    アトムやドラえもんが一般教養の日本人は、人間並みの知能や感情を持つAIを受け入れるかもしれない。しかし西洋人にはあくまでメカニズムであり、禍をもたらす自然と同一視される不気味な存在か。そんな彼我の感覚差を、美学の研究者が文科系の視点から読み解く。今まで発明されてきた機械や技術は人の生活を便利にするためにあったが、史上初めて機械が意志を持つシンギュラリティの登場を人間的と見るか否かが問題の核だ。両者を分けるのは「無駄」の有無であり、芸術や哲学を生む計算不能な領域に人の知能が優越する場を見い出せるとしている。

  • 榊原 香織 さん

    昨晩のTV特番(タモリさんの)とも共通する話題が多く、興味深かったです。 カントが出てくるんだなあ、なぜか

  • izw さん

    美学を専門とする哲学者がAIについて考えている。テクノロジーについて、テクノロジーに影響された思考、文化、世界観などについて考察している。「本書の目的は、AIそれ自体について論じることではない」と言いながら、考える前提を合わせるために、必要な部分はかなり丁寧にAIに関する説明も加えている。哲学者らしく細かいことにこだわっているが、論理的で、文章が平易で分かりやすく、一気に読み通せて、全般的に納得感がある。ドレイファスの「コンピュータには何ができないか」は昔読んだはずだが、読み直してみようかと思う。

  • 愛楊 さん

    2025年。2022年から書き始めたらしい。道具的人工知能観がほとんどである現在の人文業界にあって、「人工知能を人間本性の鏡とする」という本書の基本的なテーゼには首肯する。というか、これこそが人文学が取るべき態度ではあるはずで、本書は真っ当な線を言っていると言える。軸は良いと思う。ただ、著者の生成系モデルへの理解が甘すぎるせいで、深い議論が展開できていない。たとえば不気味の谷などは別に初音ミクでも成り立つであろう。カントから生成系美学を振り返るのは著者がやりたいと言っていたな。自分ならもっと上手く書ける。

  • mitarashidan5 さん

    授業思い出す 進歩観とか目的とか能力主義とか無駄の排除とかに疑問あったのをAIの観点からすぅっと説明してくれた感じ

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