明治維新に不都合な「新選組」の真実 ベスト新書

吉岡孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784584126042
ISBN 10 : 4584126046
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
吉岡孝 ,  
追加情報
:
192p;18

内容詳細

2019年は新撰組「鬼の副長」土方歳三が、箱根五稜郭で戦死してから150年目にあたります。豊富なビジュアルを駆使して、新撰組を中心に幕末・維新史をわかりやすく追いながらも、緻密な資料検証に裏打ちされた実証的研究手法で、明治維新の「既成概念」を根底から揺さぶるような、新たな歴史像を読者に提供できればと考えています。

【著者紹介】
吉岡孝 : 1962年東京都国分寺市に生まれる。1986年國學院大學文学部史学科卒業。1992年法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得退学。2006年國學院大學文学部専任講師。2008年國學院大學文学部准教授。2017年國學院大學文学部教授。専攻は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Die-Go さん

    江戸幕末に威を奮った新選組。その姿は明治政府にとって仇でしかない存在で、否定的な捉え方をすることで政府の正統性を築こうとしていたことが読み取れる。新選組がヒーローだとは思わないが、時代錯誤のただの人斬り集団では決してないのだと改めて思わされる。新たな発見はそうないが、なかなかに面白い読書だった。★★★★☆

  • みこ さん

    これだけ書物が刊行され、壬生寺などが聖地と化した今、新選組をいかに美化しようとも薩長明治政府にとって不都合も何もないだろうと思ったが、タイトルに「新選組」とあると私にとって買わないという選択肢はない。情報機関としての新撰組の機能を認め、長州征伐で広島に潜入した際の近藤の報告の的確さを評価している点が注目に値する。いつの時代も現場の最前線の意見が大事なのに得てしてそれは現場を知らない上層部に届かない。巻末の中島登の「戦友姿絵」は一見の価値あり。

  • ロマンチッカーnao さん

    新選組はチャンバラ集団ではない。攘夷戦、国内戦における戦いを想起した武装集団であり、薩長土のテロリズムを駆逐するのを目的として作られた刀槍集団ではなかった。池田屋事件や、攘夷浪士たちとの戦いが有名過ぎて剣客集団というイメージが強いけど、本来はその目的で作られたものではない。近藤の広島報告の的確さから、近藤の頭脳明晰さもわかりなかなかおもしろかったです。最後の中島登の「戦友姿絵」は見る価値ありです。昨今は土方の評価が高く、近藤はもう一つだけど、これを読むと近藤もやはり時代の英雄ですね。

  • えみ さん

    歴史は勝者が作るものである。一体どれだけの真実が捻じ曲げられ、敗者となったが為にその活躍や世の貢献を歴史の闇へと葬られてしまったのだろうか。「勝てば官軍負ければ賊軍」まさにこの言葉が全てを表している。約150年前の明治維新で敗者となり勝者によって存在を歪曲されて長年「賊徒」とされてきた新選組もまた然り。この書籍には新選組が時代に求められ組織され、情勢を熟考し世の変化に対応していたと書かれ、「賊徒」とされた姿とは全く違う新選組を史料を基に主張している。新選組の知識初心者には分かり易く新鮮な内容だと思う。

  • Ayako さん

    新撰組が時代遅れの剣客集団だったというイメージは、新政府軍によって作られたものである。実際は時代の変革者だったのではないか。という筆者の主張がわかりやすく書かれている。せっかく新撰組の全体像を取り上げた本なのだから、無理に表紙を土方歳三にして彼の没後150年と絡めなくても良いのにと思った。

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