アラン 幸福論 NHK「100分de名著」ブックス

合田正人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140815243
ISBN 10 : 4140815248
フォーマット
出版社
発行年月
2012年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
145p 19cm(B6)

内容詳細

思想と市民をつなぐ架け橋として、日常生活に立脚して幸福への指針を導き出した二十世紀フランスの哲学者、アラン。彼は「哲学は、生についての省察である」という立場から、幸福は誰かに与えられるものではなく、自らの意志と行動によってつくりだすものであると説いた。美しい言葉で織りなされる即興の思惟は、同時に力強い誓いを要求する。つい不幸に陥りがちな私たちの在りようと、自他にとっての幸福の本質とは何かを探る。鎌田實氏との対談/読書案内/年譜を新たに収載。

目次 : はじめに いつもポケットに『幸福論』/ 第1章 人は誰でも幸福になれる/ 第2章 人生の主役になれ/ 第3章 ダンスのように人とつきあう/ 第4章 幸福になることは義務である/ 対談 合田正人×鎌田實「幸福」は目標ではなく意志だ

【著者紹介】
合田正人 : 1957年、香川県に生まれる。一橋大学社会学部卒業。パリ第8大学哲学科留学。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。琉球大学講師、東京都立大学人文学部助教授を経て、明治大学文学部教授。哲学研究者。専攻は19、20世紀フランス・ドイツ思想、近代ユダヤ思想史。「生理学」「心理学」「精神分析」「社会学」など19世紀を通じて醸成された人間科学の諸相を分析し、そこに孕まれた諸問題の現代性を考察。17世紀以降のユダヤ人問題とも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • にいたけ さん

    アランの幸福論の解説書。泣いている赤ん坊を前にどういうことを考えるか?親が癇癪持ちだからとか考えてしまいませんか?でも真の原因は服の中のピンに痛がってたのかもしれません。私達はわからない現象を前にあれこれと想像して不安になってしまいますがアランはその現象のピンを探すことが大切だと解きます。あれこれと不安になる前に行動すること。不安をおぼえる前に動くことが不安から身を守ります。そしてその事ができるようになることが幸福になることなんです。わかってないとついつい余分なこと考えちゃいますしね🤔

  • Twakiz さん

    アランの幸福論のエッセンス解説本.これでもなかなか難しい.「幸福でいることは義務である」「不機嫌は伝染する」「幸福は他人に対しても義務である」という点が根幹なのかと個人的にはと感じた.哲学にはあまり向いていないのかなぁ.

  • 出世八五郎 さん

    アランの幸福論を初めて習ったのは、高校の国語授業だった記憶あり。『人生は克己の一語に尽きる。』というフレーズを憶えてるが、アランだったか本書には登場しない。アランの主張する“礼節”が気に入った。結局、不機嫌さは人に伝染する。それを防ぐ為に、アホのような作り笑顔を幸福の為にも必要なのだと強く説く。難解と予想される原典を取る前に、このシリーズを予習として読むのに便利だ思う。

  • しょうじ@創作「熾火」執筆中。 さん

    【1回め】以前、串田孫一・中村雄二郎訳の白水社版を読んでいたが、どうにも腑に落ちなかった。それを今回も払拭できなかった感じである。しかし、幸福それ自体を「徳」と見なす態度、ことに幸福に対して禁欲的であることが伝統的な思潮のなかにあって、そのように主張することは、画期的なことであったと思う。

  • としP さん

    『幸福は誰かに与えられるものではなく、自らの意思と行動によってつくりだすものである』

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド