ネット右翼の終わり ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか

古谷経衡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794968821
ISBN 10 : 4794968825
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
254p;19

内容詳細

ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか。ネット上にはびこる差別的発言は、なぜ根絶されることなく再生産され続けるのか。この問題を解くためには、「ネット右翼」と「保守」の癒着の構造を理解しなければならない。保守派を自認する若き論客が、ネット右翼たちとのリアルな交流に基づいて世に問う、内側から見た「ネット右翼」の構造分析。

目次 : プロローグ 安倍政権下で弱体化する「ネット右翼」と「保守」/ 第1章 ネット右翼とはなにか?保守とはなにか?/ 第2章 ネット右翼 その発生と誕生/ 第3章 「狭義のネット右翼」への分岐と「ヘッドライン寄生」/ 第4章 「狭義のネット右翼」の実相/ 第5章 土着化する保守王権/ エピローグ ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか?

【著者紹介】
古谷経衡 : 1982年生まれ。立命館大学文学部卒。インターネットや社会、歴史、若者問題など様々な分野で執筆活動を行っている。2015年からはTOKYO FMのニュース発信番組『タイムライン』隔週レギュラーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • おさむ さん

    ネトウヨと保守勢力が実は安部政権下で衰退しているのだという。保守論客による、世間の想定とは真逆の解説が興味深い。理由は、仮想敵たる民主党政権が崩壊したためという。ウ〜ン、なるほど。ネトウヨはイスラム国、保守はイスラム教。両者は一部は重なるものの、決してイコールではない、という例えが最も分かりやすい。タイトルと目次だけ寄生的に引用する「ヘッドライン寄生」等、著者はネーミングがうまい。

  • きいち さん

    ヘイトをなくすことが可能なのか暗澹たる気持ちになりながらも、でも、こうして外の人が理解できるように語ってくれるのは貴重だ。「あの人たち」にも、それぞれ事情がある。◇<30-40代男性、大卒。仕事上は勝ち組だが知的には熱心ではない会社員・自営業者>というプロファイリングはすごい納得感。だから弱者に対して自己責任が言える。容赦ない言説は不安感の、事実軽視はコンプレックスのあらわれ?◇ヘイトは「善意」の無償の行動、事実や合理性じゃ変わらない。でも「覚醒め」ちゃったのだから、寝かせられんかな?なにか子守唄ないか?

  • みじんこ さん

    独特の用語を作って具体例を示しつつ、著者が思う保守界隈のあるべき姿を説く。「帯にリベラル派にこそ読んでもらいたい」とあったが、右のクラスタが読んでも十分参考になる。本書の指摘通り、「嫌韓本」とされた本を実際に読んでみれば「在日を強制送還しろ」等の記述はない。ここを勘違いしている人が多い。保守系言論人と著者が定義する狭義のネット右翼との癒着は、田母神氏のみならず百田尚樹氏にも当てはまると感じた。著者のいう「マトリックス史観」には自分も一時期囚われていたと思う。デマや陰謀論を捨てた常識的な保守が求められる。

  • 樋口佳之 さん

    「愛国心に目醒めた」って言葉を使う人は危険ってこと/著者の語る「ソーシャル保守」って対米従属と半端な形で残った天皇制に決着つけないと無理なんでは?

  • アーク さん

    そういえば一時期新大久保で頻発していた反韓デモの激減に従って、ネトウヨという言葉も前ほど聴かなくなった気がする。それでも、極右政党の極右政権たるアベ政権の支持率が圧倒的に高いのは、ネトウヨの盤石な支持によるものだろうし、相変わらずネット上ではヘイトスピーチをまき散らしている保守速報などのアクセス数を加味すると、現実社会に進出したネトウヨはネット上に回帰したに過ぎないと分かる。そのネトウヨがどんな層の市民で構成されているのか、彼らの差別意識に満ちた思想の根拠はどこにあるのか、本書を読むと寒々とするな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品