宇多天皇の日記を読む 天皇自身が記した皇位継承と政争 日記で読む日本史

古藤真平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784653043430
ISBN 10 : 4653043434
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
270p;20

内容詳細

逸文が伝わるのみだが、天皇が記した日記で最も古いものといわれる『宇多天皇御記』。そのなかから、阿衡事件の経過や壺切御剣の由来など、当時の宮廷の内幕を物語るさまざまな記事を丁寧に読み解く。

目次 : 序章(『宇多天皇御記』とは/ 付説『宇多天皇御記』の伝存と散逸後の逸文集成)/ 第1章 皇位継承を予告した鴨明神の託宣(『御記』四箇条の読解/ 『大鏡』の説話とその考察 ほか)/ 第2章 践祚から即位式まで(践祚から先帝の大喪まで/ 即位式)/ 第3章 阿衡事件(『政事要略』阿衡事の構成と事件の概略/ 『御記』の読解 ほか)/ 第4章 壺切御剣(皇太子敦仁・崇象両親王への賜与/ 『御記』仁和五年正月十八日条逸文の解釈 ほか)/ 付載 『宇多天皇御記』原文

【著者紹介】
古藤真平 : 1960年、岡山県に生まれる。1992年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。(財)古代学協会嘱託・研究員、奈良文化財研究所契約研究員を経て、現在(公財)古代学協会研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紫草 さん

    宇多天皇の日記は逸文しか残っていない。例えばある日の日記がどこかに残っていてもそれがその日の日記のすべてなのか一部分なのかもわからない。だから、まずその史料がどういうものなのか、という史料自体の検証、その後にそれを踏まえた上で書いてある内容の検証、と言うことで、初心者の私にはかなり難しかったですが、読み応えがあり、大変おもしろかった。ちゃんと机に向かって国史大辞典みたいなのを常に引きながら真剣に読まなければ先生に申し訳ないなあと思いながら寝る前にベッドの中とかで読んでしまった。申し訳ないです。

  • Tom さん

    2018年7月刊。「寛平の治」で知られる宇多天皇の日記『宇多天皇御記』の自筆本は既に失われており、現在まで伝わっているのは書物に引用された約九十箇条の記事のみである。このように他書に引用された文章だけが遺っているだけの書物を逸書という。宇多天皇・醍醐天皇・村上天皇の日記を三大御記という。本書では宇多天皇の皇位継承と政争に関する記事を四章にわたって扱う。→

  • のぶ さん

    男もすなる…みたいに日記文学を鑑賞しましょうという解説本かと思って読んで見たら大分違ってました。解説として見たら、たどたどしい解説です。研究報告と考えるのが妥当かな。断片的に残された資料を丁寧に読み解いて真相を推察しようという謙虚な姿勢で書かれています。んな訳で素人の私が本書を読了するには随分難儀しました。でも面白いお話でした。阿衡事件(私は初めて見た歴史用語だった)の辺りの経緯ですが、天皇と臣下のトップとの間の確執だったり、腹黒い臣下に阿る御用学者だったり、ありゃこれは平成の世にあるのと似た構図ですな。

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古藤真平

1960年、岡山県に生まれる。1992年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。(財)古代学協会嘱託・研究員、奈良文化財研究所契約研究員を経て、現在(公財)古代学協会研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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