ハイパーサーミア 患者からがん温熱療法を希望されたら

読んで理解！癌治療に携わる医師に知っていただきたいハイパーサーミアの「エビデンス」。見て納得！実際にハイパーサーミア併用療法を行った５１例の治療前後の「アトラス」。疑問に答える！医師と患者の疑問に答えるための「アンサー」がこの１冊に…

目次 : Ａ　基礎篇１―なぜ、ハイパーサーミアは癌に効くのか？〜ｉｎ　ｖｉｔｒｏでの研究から〜（癌細胞内分子への障害/ シグナル伝達系への細胞応答/ 細胞周期への影響/ ハイパーサーミアはＥＭＴ（上皮間葉移行）を抑制する）/ Ｂ　基礎篇２―ハイパーサーミアの免疫システムへの影響（ハイパーサーミアと好中球の機能/ ＮＫ細胞に対するハイパーサーミアの影響/ 樹状細胞に対するハイパーサーミアの影響/ 抗原提示機構におけるＨＳＰの役割）/ Ｃ　臨床篇―ハイパーサーミアと放射線療法・化学療法との併用療法（併用療法のメリット/ ハイパーサーミア併用放射線療法のエビデンス/ ハイパーサーミア併用化学療法のエビデンス/ ハイパーサーミア併用化学放射線療法のエビデンス）/ Ｄ　アトラス篇―ハイパーサーミアの併用が奏効した症例（一般的な浅在癌と深在癌/ 薬剤耐性を克服した症例/ 少量抗癌剤＋ハイパーサーミアが有効であった４症例/ 放射線療法治療後、再発症例/ 難治癌症例）/ 付録

【著者紹介】
古倉聡 : 京都学園大学健康医療学部教授。１９８５年に京都府立医科大学を卒業。消化器疾患とともに癌に興味を持ち、大学院時代は新規癌治療法の開発に没頭、１９９７年から２０００年まで３年間米国に留学し免疫学を学ぶ。帰国後は、癌患者の治療として化学療法、ハイパーサーミアや免疫療法などの集学的治療に力を注ぐとともに、主に、ハイパーサーミア、癌免疫の基礎研究を行ってきた。２０１４年より、現職。京都府立医科大学客員教授、武田病院グループ免疫遺伝子医療部門センター長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）