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ISBN 10 : 430941513X
Content Description
見た事と見なかったはずの事との境が私にあってはとかく揺らぐ。あるいは、その境が揺らぐ時、何かを思い出しかけているような気分になる―空襲に怯え、敗戦の焼跡を走りまわった幼年期、文学との出会いと高度経済成長の時代、そして現在まで。老年と幼年、重なりゆく記憶の中に作家は何を読み、自身の創作をどう生きてきたのか。魂の往還から滲む深遠なる思考。
目次 : 1 半自叙伝(戦災下の幼年/ 闇市を走る子供たち/ 蒼い顔/ 雪の下で/ 道から逸れて/ 吉と凶と/ 魂の緒/ 老年)/ 2 創作ノート(初めの頃/ 駆出しの喘ぎ/ やや鬱の頃/ 場末の風/ 聖の祟り/ 厄年の頃/ 秋のあはれも身につかず)
【著者紹介】
古井由吉 : 1937年東京都生まれ。71年「杳子」で芥川賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」(『眉雨』所収)で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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keroppi
読了日:2021/01/21
やいっち
読了日:2020/04/02
Bartleby
読了日:2023/06/01
kri
読了日:2020/03/05
悠
読了日:2017/03/20
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