江戸の子どもの本 赤本と寺子屋の世界

叢の会

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784305703224
ISBN 10 : 430570322X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年04月
日本
追加情報
:
22cm,107p

内容詳細

江戸の絵本を読んでみよう。江戸時代に庶民の子ども向けに刊行された赤本の中から、「桃太郎昔話」「兎大手柄」など4編を選び、全丁の写真版と翻刻を収録、参考文献を付した。日本児童文化の源を知る本。

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    江戸中期の赤本から4篇を掲載。赤本なので、いずれも絵入りというよりは絵が主体で、ト書き様の短い文章と登場人物のセリフから構成される。巻頭の「桃太郎昔話」は、ほぼ現在伝わるものと同じだが、桃太郎の誕生は回春型※をとる。「きんときおさなだち」は、源頼光の家臣、坂田金時の幼少時のお話。これも、概ね前半の熊との勝負※2は現在のものと大差はない。「兎大手柄」は、カチカチ山である。最後の「寺子短歌」は、文字通り寺子屋の往来物(教科書)風である。絵はすべて木版画で、彩色はない。シンプルな分、比較的安価であったかと⇒

  • あっぱれ さん

    自分の知っている昔話と違う描写が面白かったり、また違和感を覚えた。桃太郎はお婆さんが出産したような絵があり、お江戸ギャグでは?と思え、金太郎の母親は足柄山かと思いきや信濃の山姥。成長した金太郎は過去と決別する為なのか、現代人からは不義理ともとれる行動をする…。他、カチカチ山、江戸時代の教育論を「いろはにほへと…」で著したが、全力でふざける子供達の挿絵が、現場の苦労を偲ばせる寺子短歌の四編。

  • lagopus55 さん

    おとぎ話を題材に描いた絵に説明文がひらがなで添えられた素朴な絵本といわれる赤本を解説している。本では「桃太郎昔話」「きんときおさなだち」「兎大手柄」「寺子短歌」の四つ、桃太郎、金太郎、かちかち山、寺子屋の教訓のお話がページいっぱいに広がる。ただ、たぬきがかなりリアル。信楽焼のタヌキの愛嬌かけらもありません。それにしても「かちかち山」で、捕まったたぬきがタヌキ汁にされる前にお婆さんを撲殺して、「ばばあ汁」を作って爺さんに食べさせたかなあ?台所にころがる骸骨があわれ。

  • ウハタ さん

    江戸時代+αの子供向け。特に解説や用語説明とかは無し。それでも活字は有るからか大体の意味は解る。『桃太郎』が江戸時代版も巌谷小波版も面白かったw江戸版はいきなり爺婆若返るし(特に理由は書かれてない)、桃太郎は「鬼ヶ嶋に宝取りに行く」って言うし。鬼が悪さしてるとかの説明ないから強盗にしか見えないw鬼達を「微塵粉灰にしてやろう」とか怖い事言ってるしw巌谷版は犬猿雉が矢鱈喧嘩っ早いし桃太郎は黍団子半分しかくれないしw巌谷版途中までしか掲載されてないけど最後まで読みたかったなあ。

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