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江戸の食文化 和食の発展とその背景 江戸文化歴史検定

原田信男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784096266182
ISBN 10 : 4096266183
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2014
Japan

Content Description

一日三食の生活習慣、高級料亭から居酒屋・定食屋・屋台まで豊富な外食産業、旅行先で楽しむ名物料理など、現代日本人の食生活の基礎が形づくられた江戸時代。四季の移ろいを大切にし、その土地に根ざした食材と調理法を工夫してきた江戸の食文化をひもとき、食材や調味料から、その生産・流通、さらには食にまつわる行事や風習まで、日本の食文化をあらゆる側面から探る。

目次 : 序章 天下泰平の時代が豊かな「食」を生んだ/ 第1章 食文化の背景となった生活と習俗(江戸の一日は飯を炊くことから始まる/ 京都から大坂、江戸に移った「食の都」 ほか)/ 第2章 豊かな食材が生んだ繊細な味覚(最小限の道具で調理した長屋の台所/ 雇い人の賄いもした大店の台所 ほか)/ 第3章 食の発展を支えた生産と流通(あらゆる食材が集まった日本橋周辺/ 江戸の大通りに軒を連ねる食の店 ほか)/ 第4章 庶民も楽しんだグルメ社会の誕生(煮売り・焼売りに始まる外食の店/ 人の集まるところ必ず屋台あり ほか)/ 第5章 現代に受け継がれる食の伝統(鰹節―江戸の起業家・高津伊兵衛/ 佃煮―上方の漁師がつくった江戸の味 ほか)

【著者紹介】
原田信男 : 1949年生まれ。明治大学文学部卒業、明治大学大学院文学研究科博士課程退学、博士(史学・明治大学)。札幌大学女子短期大学部文化学科専任講師を経て、国士舘大学21世紀アジア学部教授。『江戸の料理史』(中公新書)で1989年にサントリー学芸賞受賞。『歴史のなかの米と肉』(平凡社選書)で1995年に小泉八雲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 天の川

    思っていたより、うんと濃い内容でした。『天に星、地に花』を読んだ後だったので、江戸や大坂の豊かな食が、百姓達の地を這うような働きの上に成り立つものだと切なくもなりましたが…。江戸時代は出版物も豊富な時代。統計資料・文献資料・浮世絵による視覚資料、全てにおいて充実していることを再認識。カラーページ、図版が多いので、とっつきやすい印象ですが、ちょっとした雑学本とは一線を画す内容だと感じました。

  • シュラフ

    江戸時代の食と生活が、江戸の街づくりに大きく関わっていたということが分かる。江東区をまっすぐ東西に流れる小名木川がある。家康が1590年に江戸に入り、真っ先にやったのがこの小名木川の掘削工事。当時 戦略物資であった塩の確保のため、江戸と塩の産地の行徳を運び入れるルートをつくった。後に幕府が安定すると瀬戸内産の下り物に依存するようになる。そのため行徳では苦汁が少なく目減りの少ない古積塩の生産をはじめたという。今も残る小名木川・・・江戸の街の塩を確保する動脈であったと思うとまた別の景色のように思えてくる。

  • ようはん

    江戸時代の食文化の本を読むのはやっぱり面白い。こうまで食文化が多彩に成長した時代は諸外国含め無いであろうと思う

  • るう

    随分昔の時代と思っていたけど食文化の観点からしたら今食べている食事のほとんどが江戸時代から変わらない。日本中から食べ物が集まり食べ物屋が多くあって色々な番付があったりと華やかな江戸の様子が分かる。文献となる絵も沢山載っていて時代小説好きなら手元に置いておくのも良さそう。また江戸東京博物館に行こうかな。

  • nizimasu

    今の和食のルーツは結構、江戸時代に求めることができるのねと確認しつつ読み進める。さすがにこの時代は出版も盛んだったので、様々な資料が残っていて、江戸の鰻屋さんや食肉、天ぷら、それに二八ソバなんて記述もあって、実は、外食のスタイルもこの時代にあったのかとなんとも微笑ましい。江戸の時代も庶民にとっては停滞の時代だった訳で、その中で食を楽しむ。あるいは、海運の発達で、西から様々なものが届くようになったり食の多様性も、今のご当地ブームとも重なる。今も大いなる停滞の時代と食を通じて気づきは多いなあと思わされました

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