その復讐、お預かりします 双葉文庫

原田ひ香

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575528169
ISBN 10 : 4575528161
フォーマット
出版社
発行年月
2024年12月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

恋と仕事を同時に失い深く傷ついた美菜代は、自分を裏切った元彼への復讐を心に誓い、凄腕だと噂される復讐屋・成海慶介の事務所を訪れる。しかし、セレブからのみの依頼を受ける成海には復讐の代行を断られてしまう。美菜代は仕方なく、秘書として成海の事務所で働きながら「復讐」の極意を学ぼうとするが‥‥。理不尽な出来事に苦しみ、一人で辛さを抱えた時に、味方になってくれる一冊が新装版として再登場。読むほどに気持ちが晴れていく、自分の人生を取り戻すための物語。(旧題:『復讐屋成海慶介の事件簿』)

【著者紹介】
原田ひ香 : 1970年、神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞、07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ノンケ女医長 さん

    女性が思わず、そっと目を閉じてキスを期待してしまう外見。全く遠慮のない、明け透けな物言いはむしろ爽快。幾重にもオブラートに包むことが美徳かのような現代社会では、とても稀有な存在と言える。雑居ビルの3階にある事務所へ相談を持ちかけるためには、あの金額は仕方ないんでしょう。つっけんどんなやりとりの裏に、たくさんの気づかいも感じられて、ほんわかした読み心地になった。復讐屋の生育歴を、勝手に暴露するシナリオライターの無遠慮さには腹が立った。あれはダメ。

  • Kazuko Ohta さん

    同じ系統といっては失礼なのかもしれませんが、原田ひ香と垣谷美雨の著作のタイトルはどっちがどっちかわからなくなることがよくあります。同じような話だしなぁというのもこれまた失礼なことだけど、だからこそ和むというのか胸がすくというのか。ただ、美菜代にはかなり鬱陶しさを感じてしまいます。職種は違えど中山七里の『能面検事』で事務官を務める美晴を思い出し、ちょっと黙っといてんかと叫びそうになりました(^^;。人生で復讐したいほどムカつく出来事は何度かはあったはず。復讐に走らなかったからこそ今があるということなのかな。

  • bunmei さん

    『お仕事物語』がいくつかあるが、本作のお仕事は『復讐屋』という、一見、物騒な仕事。「奴に復讐したい」という不条理な経験は、誰しもあるだろう。もし復讐したとして、それで本当に胸の閊えは降り、清々しい気持ちで人生を歩めるか…?たとえ自分は良くても、それによって多くの人を不幸に陥れることもある。その結果、互いの憎しみは更に膨らみ、現代のきな臭い世界情勢もまた、復讐の連鎖がもたらしたものと思う。そんな復讐劇を、「復讐するは我にあり」をモットーにした復讐屋の成美俊介が、ユーモアと人情味が溢れた手法で解決していく。

  • のぶ さん

    恋人だと思っていた男に裏切られ、会社を辞めた美菜代。セレブ専門の復讐屋に、復讐を依頼するも断られ、そこで秘書として働くことに。婚約者が飼っているサルに負けた女・オーケストラのコンマスの座を奪われた女・遺産相続に巻き込まれた女、やさまざまな依頼者がやってくる。全体的にこれとして、所長の成海さんは行動を起こしていない。信念が『復讐するは我にあり』みたいなかんじで、復讐なんてせずとも相手は勝手に自滅するよ、みたいな感じで。あまりスカッとするような復讐劇ではない。ちょっとした探偵劇みたいな印象だった。

  • エドワード さん

    原田ひ香さんの奇妙な職業、今回はイケメン成海慶介、復讐屋だ。手付金百万円に成功報酬百万円、高いぞ!それでも復讐するとはどんな恨み?愛憎、オーケストラのポジション争い、遺産相続、盗作。本人にとっては殺してやりたい恨みだろうね。キーワードは「復讐するは我にあり」だ。映画じゃないよ、聖書だよ。復讐は神のみが成すものだ。「あなたの復讐は成し遂げられたも同然です」成海は何もしない。悪は自滅するのだ。脳内で秘書?の神戸美菜代を松本まりかが演じていた。遺産の回での言葉「後で必ず幸せになるのは遺産放棄した方よ」は至言。

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人物・団体紹介

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原田ひ香

1970年神奈川県生まれ。「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。2007年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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