騒音の文明史 ノイズ都市論

原克

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784887218277
ISBN 10 : 4887218273
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
原克 ,  
追加情報
:
431p;20

内容詳細

江戸の名残をとどめ、物売りの声が遠く響く世界都市に、実用と享楽の音塊が押し寄せた!爾来人びとに憑きまくる“わたくし”という感覚とは?“静寂”とは?自他をわける“やかましい”の実相とは?―無数のメディアに表出した庶民の織りなす音風景の小譚を、ヨーロッパ思想の援用を踏まえて縦横無尽に博捜するノイズ三都物語「東京篇」!!収載図版95点。

目次 : 第1章 都市の周縁の音世界/ 第2章 寺の鐘と教会の鐘の政治学/ 第3章 太鼓と木魚の社会秩序/ 第4章 拍子木と自由の観念/ 第5章 精神という神話とモダンタイムズ/ 第6章 プライバシーの音響学/ 第7章 騒音と静寂の権力論/ 第8章 都市の交響楽/ 第9章 サイレンと国家イデオロギー/ 第10章 ラジオと時代の尖端性

【著者紹介】
原克 : 1954年生まれ。立教大学文学部独文科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、神戸大学国際文化学部助教授、立教大学文学部助教授・教授、ベルリン・フンボルト大学客員教授を経て現・早稲田大学教育学部教授(表象文化論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆうちゃん さん

    騒音は機械登場による文明化とともに現れた。騒音を抑える科学と騒音による被害防止のための法学の進歩など、騒音の歴史はコウハンイニ亘って深く、今後も時代の変化に応じて議論を要する人類の指標。

  • 古本虫がさまよう さん

    参考文献や註釈などが多々ある学術的雰囲気のある本。「騒音の歴史を通して日本の近代をあぶりだす」ことを狙って書いたとのこと。「静寂と騒音のせめぎあいというものは音の権力闘争なのである」との指摘も。国会周辺での、かつての60年安保闘争や安保関連法案の反対デモは「騒音デモ」というか、わざと大きな声やらを出してアピールするものだったともいえるかもしれない。『三四郎』 (夏目漱石)に出てくる熊本から上京してきた三四郎が、東京の電車はちんちんなるのに「うるさいよりもすさまじいくらいである」と述懐するところから始まる。

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