浄のセクソロジー 南方熊楠コレクション 河出文庫

南方熊楠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309420639
ISBN 10 : 430942063X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
548p;15

内容詳細

南方熊楠は、また偉大な性の思想家であった。両性具有、同性愛、猥雑、エロティシズム―性の領域でも熊楠は、多様で、多形的で、変換可能な様式を、広く深く探求した。セクソロジー研究の先駆者としての全貌を、若き同性愛研究者・岩田準一に宛てた書簡や各種論文を中心にまとめる。熊楠の視点は、いまだに新しい。

目次 : 第1部 淫書の効用―論文集成(月下氷人―系図紛乱の話/ 婦人を〓童(わかしゅ)に代用せしこと/ 千人切りの話/ 淫書の効用/ 婦人の腹中の瘡を治した話/ 樟柳神とは何ぞ/ 「魔羅考」について/ 人魚の話/ 奇異の神罰/ 鳥を食うて王になった話)/ 第2部 友愛としての同性愛―岩田準一宛書簡より(浄愛と不浄愛、粘菌の生態、幻像、その他/ 直江兼続と上杉景勝、大若衆のこと、その他/ カゲロウとカゲマ、御座直し、『弘法大師一巻之書』、その他/ ちご石、北条綱成、稚児の谷落とし、「思いざし」、その他/ 女の後庭犯すこと、トルコ風呂、アナバの猫、その他/ 口碑の猥雑さ、化け物譚、腹上死、柳田批判、その他)

【著者紹介】
南方熊楠 : 1867‐1941年。和歌山生まれ。博物学者、生物学者、民俗学者。大学予備門中退後、米英に留学、大英博物館に籍を置く。帰国後、田辺で粘菌の採取研究や民俗学に力を注いだ。博覧強記の人として知られる

中沢新一 : 1950年、山梨県生まれ。明治大学野生の科学研究所所長。思想家、人類学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roughfractus02 さん

    植物や菌類から生命を観察すると性が2種の個体に分かれる動物は不思議に見え、さらに雄雌の生殖だけから大きな社会を作ることは不可能に見える(cf.ドーキンスによる生殖能力のない働きバチへの注目とハチ社会の形成)。この観点から二足歩行し言語を駆使するヒト生命体を見ると、ヘテロ・ソーシャルからホモ・ソーシャルへシフトしすると共にコミュニティが大きな社会を形成する歴史が見えてくる。本書は、東西の性をテーマとする文献を考察する前半とホモ・ソーシャルなヒト生命体の特異性に注目した男色文化研究家岩田準一との書簡を収める。

  • 記憶喪失した男 さん

    性的なことに関する記事を集めた第一部と書簡集の第二部からなる。 第一部は、近親相姦に始まり、千人切り、ちんこの名前についてのデータ、 などが書かれている。近親相姦についてのまとめ。第二部は、同性愛についての書簡集だというが、内容はただの手紙であり、特に同性愛を示す記述はないとわたしは読んだ。

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南方熊楠

1867年、紀伊国(現在の和歌山県)に生まれ、1941年に同地にて没する。在野の民俗学者、博物学者、生物学者として知られる

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