おれは一万石 11 -繰綿の幻 双葉文庫

千野隆司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575669756
ISBN 10 : 457566975X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
追加情報
:
267p;15

内容詳細

高岡藩では、河岸のさらなる発展のため納屋の普請を検討したが、先立つものがない。消極的な姿勢を叱られた勘定頭の井尻は納屋の普請の費用を稼ぐため、縁のできた商人を通じ、繰綿相場に藩の公金を無断で注ぎ込んでしまった。ところが、相場は井尻の思惑とは逆に動き、このままでは大損必至だ。それを知った正紀は…。待望のシリーズ第十一弾!

【著者紹介】
千野隆司 : 1951年東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。出版社勤務を経て、90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。時代物シリーズを始めとする著書多数。「おれは一万石」シリーズと「長谷川平蔵人足寄場」シリーズ(小学館)で、第7回歴史時代作家クラブ賞「シリーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やま さん

    おれは一万石11作目 2019.12発行。字の大きさは…小。 高岡藩勘定頭・井尻又十郎は、上役の許しも得ず藩公金から十両を持ち出して繰綿問屋・郷倉屋の勧めで繰綿相場の「空売り」を行ないます。高岡藩世子・井上正紀の妻・京は、来月には子が生まれると言うのに、風邪を引きこじらせます。昨年に流産しているため正紀は、心配で仕方がないです。井尻が空売りした後、下がっていた価格が、品不足から繰綿の価格が上がりだします。井尻は、いま含み損を抱えています。そんな時に空売りした事が藩主・正国の知る所となります。井尻は…。→

  • kei302 さん

    「相場で稼ぐ」の回で登場した房太郎再登板。繰綿空売りで儲けるつもりが...。今回は荒事がほとんどなくて読みやすかった。まあね、殿様が町中をうろうろするのはいかがなものかというのは置いといて。正紀と年上妻女:京の姿を脳内再生しながら、上からの物言いの京と正紀のやり取りを楽しむ。シリーズ10作目を区切りに止めると言っておきながら、やっぱりもう少し続けることに。

  • はにこ さん

    勘定方の井尻が繰綿の相場に手を出す。そのために高岡藩は借金返済期限の大ピンチ。たとえ藩の為とはいえ、無断で使い込みはまずいだろー。。こんなの現代の企業なら一発アウトじゃないかな。ともあれ、房太郎と高岡藩が協力して何とかピンチを回避。京が一番の高岡藩の頭脳。初めはあまり好きではなかったけど、今は一番好きかも。元気な赤ちゃんが生まれると良いな。

  • hiyu さん

    何時の時代もこういう悪徳さがある。そして意外とも思える人物がその罠に。房太郎の意地が何とも切なく思えてならない。

  • ひさか さん

    019年11月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ11作目。繰綿相場の不正操作に巻き込まれた正紀は、これを解決しようと、いつものように家臣、同心山野辺、房太郎らの力を借りて奮闘する。身重の京の助言を受けながら、推理、探索、チャンバラとはらはらどきどきの展開に。安定路線です。

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千野隆司

1951年東京生まれ。國學院大學文学部卒。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。捕物帖での新人賞受賞は極めて困難と言われている中での快挙だった。本シリーズと「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞「シリーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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