オーバーヒート 新潮文庫

千葉雅也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101041629
ISBN 10 : 4101041628
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
追加情報
:
256p;16

内容詳細

東京から大阪へ移り住み、京都の大学で教える哲学者の「僕」。男性同士の関係である年下の恋人は、料理の好みが似ていて、僕の文章を楽しそうに読む。その穏やかな距離がもたらす思慕―。行きつけのバー、熱帯魚、故郷の家族と友人たち、折々のツイート。かけがえのない日々を鮮やかに描いて芥川賞候補作となった「オーバーヒート」。川端康成賞を受賞した傑作短編「マジックミラー」を併録。

【著者紹介】
千葉雅也 : 1978(昭和53)年栃木県生れ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。2019(令和元)年、『デッドライン』で野間文芸新人賞、’21年「マジックミラー」で川端康成文学賞を受賞。’23年『現代思想入門』で新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • OHNO Hiroshi さん

    女女はどうなのか、気になった。 息子の嗜好を知って母親どうなるのか、と思う。

  • justdon'taskmewhatitwas さん

    帯文は"究極の恋愛小説"。体の関係はあるのにLINEの返事が遅い恋人。ベースは決して特殊ではない。作者を思わせる主人公は恋人が出来/歳を重ね、ハッテン場からTwitterへ承認欲求の対象を肉体から言葉に変える。欲求解消の場は他人の目に晒される場でもあり、賛同と批判が変転する率直な世界で長年研鑽したセンスと練磨されて来たという自負が、現役40男のねとっとした恋愛依存の日々をトゲと臭みが残るも、読むと丁度いい出色の小説に仕上げている。──2編とも前作と地続きとして読んだ。前作での疑問に解答となる箇所もあった。

  • 大福 さん

    25冊目、読了。 男でも女でも、パートナーがいることが羨ましい。 バーでも部屋でも居場所があることが大事だよね。 多分、同性愛も男女の恋愛も特別なことって普段起こらなくて、でも不安は普段からちょこちょこあって そんな日常が描かれていました。

  • にしざわ さん

    「オーバーヒート」の文章は即時的(≒ツイッター的)な印象があっておもしろい。生理的な嫌悪感を論理立てて説明しようとしたり、事務仕事に向き合ったり、四十代のゲイであることを思考したり、馴染みのバーでひとりツイッターを眺めたりする様々な日常の場面ごとに思考の文章や文体というものももちろん変わるはずで、そのリアルタイム性のようなものを文章として捉えながら、徹底的に練り上げられていてすごいと思った。

  • バナナカプチーノ さん

    なんかすごく良かったです!1日半くらいで一気読みできました。主人公の心の内の描写がなんだかしみじみ味わい深く、難解でもないけど決してわかりやすくもない世界観で惹き込まれました。千葉さんは哲学者でいらっしゃるんですね。芥川賞候補作の他の作品も読みたいです。

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