現代語訳 東海道中膝栗毛 下 岩波現代文庫

十返舎一九

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006022433
ISBN 10 : 4006022433
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;15

内容詳細

弥次郎兵衛と北八の江戸っ子二人組の旅はさらに続く。下巻では、桑名から、伊勢参宮、大和をめぐり、京都にたどり着く。行く先々で関西人を相手に滑稽談が繰り広げられる。鼻っ張りが強く、それでいて気の小さく見栄坊の好色漢と一緒に、読者は道中を共にしている可笑しさを満喫する。弥次郎兵衛が、十返舎一九と名乗ってばれる失敗談まで登場して笑いを誘う。滑稽本の代表的作家である十返舎一九の名を不朽にした名作を、ユーモラスな会話体の現代語訳で楽しむ。

【著者紹介】
伊馬春部 : 1908‐84年。日本の作家、劇作家。福岡県木屋瀬(現、北九州市)生まれ。國學院大学国文科卒。ユーモア小説やラジオドラマなどで活躍。1932年創立のムーランルージュに参加、『桐の木横町』などの風刺劇の脚本を発表。のちP・C・Lの脚本部に入る。1947年、ユーモラスな作風を生かしたNHKの連続ラジオドラマ『向う三軒両隣り』の作者の一人として人気を博した。釈迢空門下の歌人としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • detu さん

    人を小バカにしたような弥次喜多のドタバタ道中もお伊勢さんから京都まで。名物、食べ物のくだりはお腹の減る感じ。下ネタが多く段々あきてきた。

  • ひさしぶり さん

    滑稽本というのは 少々下品でスケベで汚くて人を騙くらかすのは当たり前なようです。庶民うけの本なんだから当然といえば当然かな。覚え:京都の方広寺の大仏殿、本尊は盧舎那仏 身の丈6丈3尺 奈良の大仏よりもでかかった。

  • mizugame_book さん

    今で言うと迷惑系YouTuberの道中記。 物語だからか当時そうだったのか、やじきたの二人は相当やらかすんだけど、気の利いたことを言って周りの人が笑ってチャラにするという流れが多々あり、寛容すぎる文化に驚愕を覚える。 また、じゃんけんや、きつねけんする、とか坊主とすれ違ったら荷物持ちを変わるとか、日常の描写が興味深かった。 あと本作の人気が出て「東海道中膝栗毛 発端」(今で言うエピソード0)を追加する。までは、わかるんだけど、そこに衆道属性ぶっこんで来る江戸人の感性が分からな過ぎて面白い。

  • 記憶喪失した男 さん

    うまくいかなかった話だなあ。

  • Amano Ryota さん

    良い年をしたおっちゃん2人が、旅先であほなことを繰り返しているのを見ていると、馬鹿なことばっかりやってらあと思うけど、それがひどく羨ましく思えてくる不思議。妻に先立たれて今後の生活に特に展望のない弥次さん、お店の金を使い込んで江戸にいられなくなった北さん、守るべきものもなく、えいやと捨て身で旅に出た二人の哀愁が、この旅行記の根底にある魅力につながっているのではないかしら。つまり、あほなことでもせんとやっとれん!という人の弱さみたいなものを包み隠してないのが、人の心を打つんだろうなあ。

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