東海道中膝栗毛 下 岩波文庫

十返舎一九

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003022726
ISBN 10 : 4003022726
フォーマット
出版社
発行年月
1992年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,390p

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読書メーターレビュー

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  • ykmmr (^_^) さん

    伊勢参りを終え、京大坂に足を伸ばす下巻。まあ、相変わらずなのだが。上品系の元禄文化のこちらに化政文化の滑稽・洒落が突っ込み。ある意味融合(笑)。化政文化の第一人者の一九。ジャンルは滑稽本なんだが、物語に効果をもたらしていると言う事で、洒落本。さらには彼の絵入りが読みやすさをもたらしているので、合巻とも取れるのではないか。しかし、その粋な文化も政治統制で厳しく、同期の作家などは処罰を受ける事が多かった中で、その中に入る事なく、長い時間はかけながらも、自分の作品を書き切れた事は幸せで、粋だったと思う。

  • やいっち さん

    上巻を読み始めたのは十日頃か。コロナ禍で旅行も行けない中、せめて本の上で長旅気分と読み出した。94年頃、新潮社の文学全集の中の一巻を図書館から借り出して読んだっけ(当時は失業中だった)。長いとは到底言えない2週間ほどの旅も明朝には草鞋を脱ぐことになりそう。徒歩での長旅など今生 やることはないだろう。東海道は、新幹線やバイク(高速道)でなら何度か。夜行や寝台車でも通過したことはある。

  • syaori さん

    伊勢参りを済ませて京都、大阪を見物。宿場宿場を移動していく上巻と違って伊勢、京都、大阪を巡る下巻は、江戸っ子の二人と上方の気質の違いが出て楽しいです。念願の伊勢に参っても、花の都京を見物しても、天下の台所大阪で遊んでいても、相変わらず悪ふざけと失敗を繰り返す二人。弥次さんがお腹を下す騒動は、本当に下らないんですがつい笑ってしまいます。最後はまさかのコンビ解散?? とドキドキしました。やはり二人には相変わらずの旅を続けてほしい。のらくらで同じような騒動を繰り返して、でもその変わらなさに安心もするのですもの。

  • ふろんた さん

    下巻も安定感のある面白さというか、同じようなことばっかりしているのに何も進歩がないというか。。。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    和歌もなかなかなもの。「から尻の うまい名代を たび人に くひつかせんと 賣れるまんぢう」(54頁)。脚注四によると、饅頭の看板に木馬をだしたことがあった。から尻の馬 に うまい をかけ、くひつかせん は 馬が喰いつく という意と、饅頭をくいつかせる意とをかけた。名代は名高いこと。うまいという評判の饅頭を旅人に食わせようと。饅頭は隠語もある。「旅人は いづれにこゝろ うつるやと おもんおかんが 賣れる燒もち」(74頁)。こゝろうつる はどちらの女に心が移る。焼餅(嫉妬)は縁語。「人の痛いのは三年でも辛抱」

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