基本情報
内容詳細
京マチ子から渡哲也、山田孝之、そして綾瀬はるかまで―。俳優たちが体現し、破壊し、そして生み出された「女らしさ/男らしさ」とはなにか?ジェンダー・セクシュアリティのあり方、「女らしさ/男らしさ」の価値観が一変した戦後日本。移りかわる理想像を俳優たちはいかように体現し、人びとはそこから何を見出したのか。古典から近年の話題作まで、映像内の身体表現を俊英がつぶさに読み解き、浮き彫りにする。
目次 : Opening アクター・ジェンダー・イメージズ/ Sequence A 抵抗する身体―闘う女たち(戦後民主主義と脚―京マチ子の生の重力/ 戦後日本を抱擁する―国民女優としての高峰秀子/ 黄金時代の映画のアイドル―“日常性”を演じた若尾文子 ほか)/ Sequence B 敗北する身体―傷つく男たち(敗戦から遁走―フランキー堺の“喜劇性”/ ダークヒーローの孤独と虚無―渡哲也の漆黒の輝き/ 敗北と苦痛の美学―恐るべき子供としての萩原健一 ほか)/ Sequence C 転覆する身体―イメージをかきかえる(『転校生』における身体の喪失と共感―大林宣彦のセルフリメイク/ 女たちの連帯と共闘―韓国映画『ハウスメイド』とチョン・ドヨン/ 神と化す男たち、戦闘する女たち―インド映画『バーフバリ』の筋肉 ほか)/ End roll ジェンダー・イメージの想像力
【著者紹介】
北村匡平 : 1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。現在、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター・リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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しゅん さん
読了日:2022/10/12
K.H. さん
読了日:2021/12/28
Ramo さん
読了日:2021/12/06
レンコン餅 さん
読了日:2022/08/07
よっちん さん
読了日:2022/04/25
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