水滸伝 8 青龍の章 集英社文庫

北方謙三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087461558
ISBN 10 : 4087461556
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
追加情報
:
16cm,395p

内容詳細

解珍・解宝父子は、祝家荘に大量の兵が入っていることに気づく。官軍が梁山泊の喉元に、巨大な軍事拠点を作ろうとしていたのだった。宋江、呉用らはそれを阻止しようとするが、堅固な守りと、張りめぐらされた罠によって攻め切ることができない。勝利を確信した官軍に対し、梁山泊軍が繰り出した秘策とは。最初の総力戦が、いま幕を開けようとしていた。北方水滸、緊迫の第八巻。

【著者紹介】
北方謙三 : 1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒。81年『弓鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞する。また、2004年『楊家将』で吉川英治文学賞、06年『水滸伝』(全19巻)で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    まるまる一冊独竜岡戦。過去最大の戦となり、魅力的な人物やエピソードが次々に紹介され、これまでの巻の中でも一、二を争う面白さ。のっけから、イカすぜ解珍!旨そうだぜ秘伝のタレ!と、すっかり解珍ファンになり、中盤、鄭天寿の死にウルっとさせられ、腑抜けになりかけていた李富が修羅と化し、林仲にまで策略の 魔の手が。と、こうして書き連ねるだけでもオイシイ逸話が満載。その他にも、李応に杜興や扈三娘といった新たな面子の今後の活躍も気になる。名前も明記されないままに聞煥章の足を切った顧大嫂も何気に大金星。

  • しんごろ さん

    独竜岡でついに官軍と、ついに総力戦!梁山泊の漢達の熱い想いを持った死闘に、どんどん読み進んでしまいあっという間の読了でした。梁山泊の同志、漢達が雄々しく死んでしまったけど、新たにこの戦いで豪傑達が多く加わり、今後が楽しみ(^^)秦明、不器用ながらかっこいい!今回、青蓮寺の李富、林沖に愛とは何かを学んだような気がします(^-^)

  • ehirano1 さん

    #堅牢な城が落ちるのは内応からは古今東西の鉄板。#李富と馬桂のラブシーンは完全にエロ小説。#李富、発狂し復讐マシーンに変身。#鄭天寿は絵に描いたような死亡フラグが立つ。#「いつでも死ねる、そう思えばいいんだよ」。#「しかし、これがお前の星(=運命)だ」がカッコよすぎる!

  • 納間田 圭 さん

    ニ竜山、双頭山、梁山泊のど真ん中。迫力の独龍岡の戦いを描いた章。梁山泊の大勢力にやっと気付き本気モードの官軍。繰り出す妙手は…効果大。まずは妖女”馬桂”を使った腑抜け中の李富の目を覚まさせ方が…エグい。対する梁山泊側が秦明に指示した…”負け続けろ作戦”とは?。40頭の猪の暴走を利用した作戦は…漫画「あしたのジョー」の網走刑務所脱獄シーンを思い出す。旗を死ぬまで離そうとしない郁保四。揺れ動く李応の心。海堂の花:扈三娘VS豹子頭:林冲の一騎討ち。気になるのは…第1巻で死んだ筈の林冲の妻:張藍は…生きていたのか

  • Kircheis さん

    ★★★★☆ 祝家荘攻防戦がメイン。個人的にはやや停滞気味の巻。 もちろんおもしろいんだけど。 鄭天寿の死に様が悲しい。

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人物・団体紹介

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北方謙三

1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。70年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三

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