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森羅記 一 狼煙の塵

Kenzou Kitakata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087700039
ISBN 10 : 4087700038
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

北条時宗の誕生から、元寇に立ち向かってゆく姿を
過去最大のスケールで描く歴史長編シリーズ、開幕。

【あらすじ】
王座が空位のまま、モンゴル帝国は権力争いにより分断される気配に満ちていた。クビライは、祖父・チンギスの足跡を追う長い旅路の中で、様々なものを見た。人々の生活、祖父の部下たち、そして、初めての海。驚くほど静かだった。草原の先は行き止まりではなく、海があり、その海の向こうにまた国がある。モンゴル、高麗、南宋、日本。それらは海でつながり、物流、利権争いなどが日常的に行われ、莫大な富を生んでいた。
時を同じくして、日本は鎌倉時代。執権に就いた北条時頼の悲願である、水軍を持つための準備を着々と進めていた。何か大きな脅威が近づいてくる気がするのだった――。
堂々たるシリーズ第一巻。

【読者の皆様からの声続々!】
「時間を忘れるほどの面白さ。初めて手に取る歴史小説がこの作品である人がうらやましい」(40代・女性)
「歴史の教科書で退屈にも思えた中世史が、こんなにも魅力的な人々によって作られているということを知りました。敵味方ではなく、全員応援したい気持ちになる作品です」(10代・男性)

■著者プロフィール
北方謙三(きたかた・けんぞう)
一九四七年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。七〇年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。八一年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。八三年『眠りなき夜』で第四回吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で第三八回日本推理作家協会賞長編部門、九一年『破軍の星』で第四回柴田錬三郎賞を受賞。二〇〇四年『楊家将』で第三八回吉川英治文学賞、〇五年『水滸伝』(全一九巻)で第九回司馬遼太郎賞、〇七年『独り群せず』で第一回舟橋聖一文学賞、一〇年に第一三回日本ミステリー文学大賞、一一年『楊令伝』(全一五巻)で第六五回毎日出版文化賞特別賞を受賞。一三年に紫綬褒章を受章。一六年「大水滸伝」シリーズ(全五一巻)で第六四回菊池寛賞を、一七年同シリーズで第六回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞。二〇年に旭日小綬章を受章。二四年『チンギス紀』(全一七巻)で第六五回毎日芸術賞を受賞。『三国志』(全一三巻)、『史記 武帝紀』(全七巻)ほか、著書多数。

【著者紹介】
北方謙三 : 1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。70年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。83年『眠りなき夜』で第四回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第三八回日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で第四回柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で第三八回吉川英治文学賞、05年『水滸伝』(全一九巻)で第九回司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で第一回舟橋聖一文学賞、10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年に紫綬褒章を受章。16年「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で第64回菊池寛賞を、17年同シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞。20年、旭日小綬章を受章。24年『チンギス紀』で第65回毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    北方 謙三は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。これまでの大水滸伝シリーズを、全巻完読しております。著者最期?の歴史長篇シリーズ、「森羅記」始動しました。 行き成り登場人物の多さに驚きつつ、どんな展開で、全何巻まで続くのか楽しみです。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-770003-9

  • パトラッシュ

    元寇は史上唯一の国内で迎え撃った侵略戦争であり、後世に与えた影響も大きい。チンギス・ハーンの一代記を完成させた北方氏にとり、自らの故郷も巻き込まれた戦役は絶対に書かねばならなかった。征服戦争に邁進するモンゴル王子クビライを偶然知った松浦党の若者が大陸情勢を危惧する幕府重臣重時と出会い、政治や戦争に関わる権力者のみならず商人や庶民まで巻き込む壮大な叙事詩が幕を開く。多くの人びとの血と苦悩と思惑が交錯する史実を知る読者は、深く静かに始まったシリーズ序章の巨大なうねりに圧倒され、ひたすら追い続けるしかないのだ。

  • baba

    水滸伝から続く壮大な物語にまた手を出してしまった。大陸はクビライがまだ青年で若々しい成長が楽しみ。チンギスの兄弟カサルやテムゲ、長男ジョチの子バトウなど馴染みの名前を見つけ、その子孫が活躍するようで嬉しくなる。大陸と日本の鎌倉が記された地図で地名を探しながら読み進めるのも楽しい。正に森羅万象の事象、これからが楽しみです。

  • まえぞう

    チンギスの次はやはりクビライでした。クビライというと元寇なので、時宗の父親の時頼から並行して描かれます。大叔父にあたる重時に自由な立場を与えて物語に広がりを見せようとしています。両者をつなぐものとして、松浦党などの水師が物語の流れを面白くさせてくれそうです。

  • マムみかん(*ほぼ一言感想*)

    『記』ということで、モンゴルと日本の両面から元寇の時代を描く群像劇。 モンゴルではクビライが皇帝の弟の立場となり、日本では北条時宗が誕生。 クビライは海に憧れ、時宗の父・第五代執権の時頼は水軍を持つことを夢見ている…。 登場人物が多いし、その関係性とかに馴染むのは正直大変! でもエンタメ性が高いから読みやすい。 それぞれの心情もわかるので、推しを作って楽しく読んでいきたい☆

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