ダイニング・キッチンはこうして誕生した 女性建築家第一号浜口ミホが目指したもの

北川圭子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784765544306
ISBN 10 : 4765544303
フォーマット
出版社
発行年月
2002年01月
日本
追加情報
:
19cm,269p

内容詳細

「戦後の日本住宅を一変させた発明品」といわれるDK(ダイニング・キッチン)は、「公団2DK」人気に支えられて急速に普及し、現在の住宅プランの大半は、DK、あるいはその応用型を採用している。わずか六畳ほどの、もはや当たり前の空間にすぎないDKだが、その誕生の背景には、戦前からの長い複雑な経緯と、戦後日本の復興・民主化にかける建築家たちの切なる声があった。男尊女卑、家父長制度、格式主義との闘い―封建性との闘い―があった。そして、女性建築家第一号・浜口ミホの信念があった。DKはどこから来たのか。これまでの台所学、建築史論、等等個別の根拠によるルーツ諸説に欠けたものはないか。本書は、戦前、西洋近代建築の神髄を学び、戦後、主役に躍り出た建築家たちの情熱にスポットを当てた、DK創世記である。

目次 : 序章 公団2DK/ 第1章 DKの萌芽(大正時代の女性が考えたDK/ 戦前のDK ほか)/ 第2章 DK誕生(机上の最小限住宅(一九四八年)/ リビング・キッチン全盛(一九四九〜一九五一年) ほか)/ 第3章 日本住宅の貧困と因襲に挑んだ浜口ミホ(公団ステンレス流し台/ 豊かさをめざした戦後一〇年 ほか)/ 小伝・浜口ミホ

【著者紹介】
北川圭子 : 1976年北海道工業大学工学部建築工学科卒業。1977年同学研究生。現在、札幌理工学院建築学部教授。一級建築士、インテリアプランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まきまき さん

    テレビドラマ「キッチン革命」のモデルとなった女性建築家第一号の浜口ミホさんについて記述されている本ということで。半分くらいは戦前からの建築の歴史の説明(台所がいかにダイニングキッチンとなっていったか)で、後半が浜口ミホさんの生涯を紹介したもの。大連で生まれ育ったので洋風の生活に慣れており、両親がノスタルジックに語る日本の情景に憧れていたが、実際に日本に帰ってくると暗くて無彩色でガッカリした、というエピソードが面白い。当時の日本で夫にも家事を担うことを求め、それを受け入れた夫君との出会いは幸運だったと思う。

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人物・団体紹介

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北川圭子

1952年、札幌市生まれ。1976年、北海道工業大学工学部建築工学科卒業。1977年、同学研究生。現在、札幌理工学院建築学部教授。一級建築士、インテリアプランナーとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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