美術は地域をひらく: 大地の芸術祭10の思想

北川フラム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784773813180
ISBN 10 : 4773813180
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
267p;21

内容詳細

「アートによる地域づくり」のパイオニアとして、日本のみならず、世界に影響を与えてきた「大地の芸術祭」の全貌。

その構想から現在まで、17年に及ぶプロジェクトの軌跡を総合ディレクター北川フラムが多面的に開示する。

2014年1月上旬発売!

2000年に始まり、2012年まで5 回を数えた「大地の芸術祭」。その全貌を1冊にまとめた本がいよいよ刊行!第1回芸術祭に先立つ数年間の準備や「8万人のステキ発見」に始まり、その後続々と越後妻有を訪れはじめたアーティストやこへび隊たちとの協働、アート作品によって価値が再発見された里山の風景、新たに生まれ変わった空き家や廃校、回数を重ねることで芸術祭に生じた変化、そして現時点から将来を見据えた展望まで、頁をめくるごとに「大地の芸術祭」をめぐる記憶が蘇ります。

世界にも類例のない壮大な地域づくりプロジェクトの核心にある「協働」の実践を、その構想の背景にある思想とともにさし示す1冊。

※画像はイメージです

【著者紹介】
北川フラム : アートディレクター。アートフロントギャラリー代表。1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京藝術大学卒業。2000年にスタートした「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(ふるさとイベント大賞・大賞(総務大臣表彰)、オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)他受賞)、「水都大阪」(2009)、「にいがた水と土の芸術祭2009」、「瀬戸内国際芸術祭2010、2013」(海洋立国推進功労者表彰受賞)などの総合ディレクターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Koichi Tamura さん

    この本を読んで、僕の中にあった、愛知トリエンナーレに対するもやもや感の原因がわかった。 大地の芸術祭を生み出し、のちに瀬戸内芸術祭にも引き継がれた、北川フラムさんの思い。 「他者を差別する社会の人間は自由ではあり得ない。」 タイトル「グローバリゼーション時代の芸術」の前書きと、ドキュメント編に熱い思いと試行錯誤の記録と結果が込められている。 それにサンドイッチされる形で、作品の写真と背景や意味が記述されたテキストで構成されている。強くお勧め。 来年開催の大地の芸術祭には時間をかけて参加してみたい。

  • ホレーシオ さん

    こないだ行ったキナーレで買った大地の芸術祭の作品解説や沿革、根底の思想なんかが書かれた本。作品をほぼ見てないので、解説部分は気になったのだけとりあえず読んだ。沿革の部分では、地域が徐々に芸術祭を受け入れていくのが面白かった。面白いと思ったのは次の文。「実際のところ、若者は意のままに動かす駒としては手間暇がかかるし、効率はきわめて悪い。けれども、そのまどろっこしさが何かを生むはずだと常に思っている。」(229ページ)

  • tmotsubo さん

    越後妻有の作品楽しみだとおもった

  • 林克也 さん

    参加することでしか得られない芸術の喜び、達成感、人と人との繋がり、そして苦しみが、解りやすく紹介された良い本でした。掲載された作品の写真も綺麗で適切です。 こういう”芸術祭”ならば、ぜひとも参加したい。 「すべてが効率と平均的なものをよしとして語られる社会にあって、美術だけが人と違うことがよしとされる栄光をもつことに留意しよう。」   納得。

  • 紙魚 さん

    大地の芸術祭を体験してみて、興味を持ったため。今回の芸術祭でも展示のあった有名な作品や、もう見ることができない過去の作品について、写真多めで解説されている。どういう経緯で作品が出来上がっていくのか、作家の考え、当初は反対も多かった市民とのやりとりなどを知ることができた。芸術論的なところはよく分からず読み飛ばしたところも多々あるけれど、次の開催前にも読みたいと思った。

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人物・団体紹介

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北川フラム

1946年新潟県生まれ。奥能登国際芸術祭総合ディレクター。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」など各地の地域国際展のディレクションを手がける

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