地獄絵ARTBOX

加須屋誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065181515
ISBN 10 : 4065181518
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
追加情報
:
192p;15X15

内容詳細

目次 : 第1章 地獄絵の美をめぐる(聖衆来迎寺の“六道絵”/ 後白河法皇と地獄絵巻/ 女性は地獄に堕ちなければいけない?/ 地獄絵の集大成「熊野観心十界図」)/ 第2章 地獄の人物案内(地獄に生きる者たち/ 十王信仰/ 地獄の鬼たち/ 江戸時代の地獄/ 九相図が見せる死後の現実)/ 第3章 地獄からの救済(救いを求める人々)

【著者紹介】
加須屋誠 : 1960年、東京都生まれ。1991年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。帝塚山学院大学文学部助教授、奈良女子大学文学部教授などを経て、現在は京都市立芸術大学客員研究員。文学博士(京都大学)。専門は日本仏教美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    光の乏しい中、彼方此方で人の罪を焼き尽くす紅蓮の炎が燃えあがる。赤鬼青鬼や牛頭馬頭に皮を剥がれ、切り刻まれる亡者たちの、その舌先や指先まで苦痛が行き渡っている。この地獄の主人公は人間なのだ。恐ろしいと同時に、余りにもちっぽけな彼らが苦しむためだけにこの壮大な仕掛けや獄卒どもが存在することに呆れてしまう。酒を薄めて売った人は軀から湧く虫に喰われ、仏を敬わない人は糞尿の池に落ちて虫に喰われる。一寸した罪に対する責め苦の酷さは、普通の人の日常を戒めるためなのだろうか。兎に角、地獄はこうやって実感されてきたのだ。

  • なる さん

    仏教での「地獄」を題材にした色々な絵図の紹介と共に、死出の山(針の山)〜三途の川(賽の河原)〜十王の裁きという道のりや地獄の強烈な印象を与えることで、仏教に帰依する重要性を説いている当時の仏教の概念を感じとれる。天・人・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄の「六道」、閻魔王をはじめとする裁きを与える「十王」、等活地獄や黒縄地獄などの「八大地獄」など分かりやすい図付で説明があるので楽しく地獄を学べます。酒に水や不純物を混ぜて売ったり、升目をごまかして売ったりと、地獄行きの概念として商売に関係するものが多いのは興味深い。

  • ユウユウ さん

    懐かしき加須屋先生。ご健在のようで何よりです。あるキーワード見た時は少しドキッとしました。そういうこと自分も書きたかったんですよ。さすがうまいなぁ。

  • 鯖 さん

    最近とある女性から「地獄に堕ちろ」と罵られたという著者による地獄絵解説本。…何したの。舌抜き火責めとかのオーソドックスなのから、大根役者が死後大根に責められる地獄とか、ところてん屋が頭からところてんにされる地獄とか。行燈の灯りで筍掘らされる地獄とか、女は子ども産んだら血の池地獄産まなかったら石女地獄…どないせいっちゅうんや。しかし筍地獄はウン十年もの間、庭のドクダミ引っこ抜き続けてる私は生きながらにして地獄にいるのではと疑問を抱いた。

  • 犬養三千代 さん

    地獄!!人の想像力の凄さ。類似するコピー力がせめぎあった一冊。ココロの隙間にはいる業。、誰にでも思い当たる疚しさ。九相図のおどろおどしさ。仏教の奥深さを感じる。

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人物・団体紹介

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加須屋誠

1960年東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、帝塚山学院大学文学部専任講師、奈良女子大学文学部教授を経て、京都市立芸術大学客員研究員。国華賞(1991年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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